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就活はいつから始める?就活開始から内定までの流れを解説

就活はいつから始める?就活開始から内定までの流れを解説

 

就活の話題が出始めると、「いつから就活を始めればいいのだろう?」「就活って何をするの?」とさまざまな疑問が浮かんでくるかもしれません。準備を始めている人を目にすると、取り残されていないか心配にもなるでしょう。

 

就活は全体の流れを把握し、何をいつまでに行えばいいのかきちんと計画を練ることが大切です。

 

そこでこの記事では、就活はどのようなスケジュールで行われるのか、準備開始から内定に至るまでの流れを説明します。

 

 

 

1.一般的な就活全体の流れとは

 

 

一般的に、就活に向けたイベントはサマーインターンから始まります。

 

大学3年生の夏休みにインターンシップの参加、大学3年生の3月に応募企業へのエントリー、大学4年生の6月に筆記・面接による選考、大学4年生の10月に内定という流れになるでしょう。

 

以前まで、経団連の方針により新卒採用のスケジュールは企業間で統一されていましたが、このルールは20年卒の新卒採用を最後に廃止が決定され、21年卒以降は政府主導で新たなルールが制定されることになりました。

 

しかし、現状維持を求める声が多かったことから、21年卒の新卒採用スケジュールは前年に則ったものとなり、22年卒も21年卒と大きな変更はしないと決定されています。

 

経団連に加盟している企業への就活であれば、21年卒と同様の流れを見ておけばいいでしょう。

 

22年卒新卒採用スケジュール
2021年3月1日 採用情報解禁
2021年6月1日 選考開始
2021年10月1日 内定

2.就活準備から内定までの流れに沿って計画的な就活を

 

就活はやるべきことがたくさんあるため、計画的に進めることが大切です。それでは就活をどのように進めていけばいいのか、準備内容と内定をもらうまでの流れを詳しく見てみましょう。

 

<内定までの流れ>

大学2年の終わり頃

自己分析、企業・業界研究を始める

大学36月~8

サマーインターン

大学39月~

OB・OG訪問、筆記試験対策

大学31月~

エントリーシートの準備、面接対策

大学33

エントリー・説明会開始

大学36

選考

大学310

内定

 

 

 

①.大学3年生2月まで行いたい準備の流れ

 

就活が本格的に始まる大学3年の3月以降はいっそう忙しくなるため、2月頃までには自己分析や企業・業界研究、筆記試験対策など準備を整えておくようにしましょう。

 

特に、大学3年生のサマーインターンは直接業務に触れることで業界・企業への理解を深め、自分の適性を分析できる機会です。面接で自己PRや志望動機をより効果的に伝えるためのエピソードにもできるので、積極的に参加するといいでしょう。

 

前もって自己分析や企業研究をスタートし、将来のビジョンや自分の強みを活かせる分野を明確にしておくと、インターン募集開始時に参加したい業界や企業をしぼる助けになります。

 

インターン後は、インターンを通して見えたものを元に自分の適性にあった業界・企業を分析することが大切です。気になる企業はOBOG訪問で実際の声を聞き、自己分析と企業研究を繰り返して就活の軸を定めていきます。

 

大学3年生1月頃には、自己分析とリサーチから絞った業界・企業に合わせて、自分の強みや自己PRなどを固め、エントリーシートの準備や面接対策を行います。大学のキャリアセンターを積極的に活用して模擬面接やエントリーシートのチェックを行い、第三者の意見を取り入れて磨きをかけていきましょう。

 

 

②.説明会やエントリーで本格的に就活開始

 

大学3年の3月から企業説明会やプレエントリーがスタートします。気になる企業へ積極的にプレエントリーを行い、詳しい情報を集めていきましょう。

 

企業からのオファーがくるのもこの時期です。事前に自己分析、企業研究を入念に行えていれば、エントリーやオファーの対応をスムーズに行い、良い就活のスタートダッシュが切れるでしょう。

 

説明会の参加やエントリーシート作成など忙しくなってくる時期なので、スケジュールだけでなく体調管理もきちんと行うことが大切です。

 

 

③.面接・選考を経て内定が出る

 

6月以降から選考がスタートし、筆記試験、面接を通過したら内々定が出る、という流れで進みます。

 

この「内々定」とは「10月に内定を出す」という内定予定のことで正式な内定は10月まで待たなければいけません。採用通知を受け取り、それに対して就活生が承諾書を提出することで、正式に契約を結び、晴れて内定です。

 

 

 

3.企業や業界・職種によってはスケジュールが異なることも

 

 

ここまでで紹介した準備開始のタイミングは一般的スケジュールに沿ったものです。

 

経団連非加盟の企業や通年募集、秋採用を行う企業は流れが異なるケースがあるため、各企業が公開している情報を確認するようにしましょう。

 

特に、外資系は一般企業より早く就活スケジュールが始めることが多く、大学3年生の10月に説明会開始、11月に選考、12月には内定というケースもあるため、一般的な流れより早めのスタートを切らなければいけません。マスコミ系もスケジュールや筆記試験が独自のものであることが多いので、情報収集をしっかり行いましょう。

 

志望する業種・職種が変わった場合に、準備が間に合わないということを避けるためにも、早めに情報収集や自己分析などを行うことが大切です。

 

 

 

4.まとめ

 

 

就活は自己分析と企業研究から始まります。インターンやOBOG訪問などを通し就活の軸をしぼり、エントリー・選考に進んでいく、というのが基本的な流れです。

 

ただし日程や傾向は年によって異なり、近年だと新型コロナウイルスの影響で急遽予定が変更される可能性もあります。そのためどんな流れになっても対応できるよう、準備は早めに行い、備えておくようにしましょう。

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編集者 渡辺

人材業界の大手転職メディアの企画/編集を15年、そして10年以上新卒・中途採用の面接官を行い、年300人以上の就職者に耳を傾けてきました。特異分野は、各業界や企業の分析、データに基づいた役立つ記事を更新していきます。

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