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三菱ガス化学の年収は?新卒/転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

三菱ガス化学の年収は?新卒・転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

 

日本で初めてメタノールやアンモニアの合成に成功した化学メーカーです。

1951年設立。1971年に三菱江戸川化学と日本瓦斯化学が合併し、現在に至ります。高度な技術力により、展開する製品の90%以上が独自開発製品で占められています。また、ポリカーボネートなどの機能性樹脂、半導体関連の電子材料なども生産しています。

今回は化学業界の中でも「三菱ガス化学」の収入という観点に迫ります。

有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。
新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。

 

 

1.三菱ガス化学の平均年収は871万円

 

三菱ガス化学の平均年収は871万円

 

2022年の三菱ガス化学の年収の平均は、871万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は2,461名、平均年齢40.9歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定830~1,150万円程度と予測されます。

 

 

 

 (1) 三菱ガス化学の平均年収 推移(2010年から)

 

三菱ガス化学の平均年収 推移(2010年から)

 

平均年収 三菱ガス化学 業界平均 上場企業平均
2010年 767万円 701万円  
2011年 761万円 722万円 563万円
2012年 760万円 740万円 570万円
2013年 740万円 725万円 571万円
2014年 770万円 718万円 577万円
2015年 779万円 734万円 588万円
2016年 759万円 745万円 594万円
2017年 827万円 747万円 598万円
2018年 837万円 754万円 605万円
2019年 864万円 771万円 612万円
2020年 879万円 774万円 614万円
2021年 847万円 766万円 603万円
2022年 871万円 778万円 606万円

 

今回は、化学業界の三菱ガス化学の年収推移をグラフ化しました。
計測は2010年から2022年まで。
三菱ガス化学では2010年から2022年の13年間で平均年収が104万円(114%)上昇しています。
化学業界の13年間の上昇平均は76万円(111%)なので、業界全体の賃金が上昇していることがわかります。また上場企業の平均では12年間で43万円(108%)です。


化学業界においても新型コロナウィルスの影響は少なくはありません。エネルギー・原材料などの価格の高止まり、物流の停滞、労働力不足などです。主要な国内化学メーカーの2020年度の業績は軒並み大幅な減益となりました。しかし、化学業界の回復は速く、取扱製品にもよりますが需要が急拡大し、2021年からは過去最高ともいえるくらいの好業績となりました。石油化学製品の価格上昇や半導体製品の需要拡大などが要因の一つとして考えられます。ただ、もともと石油化学製品は好・不況の影響を受けやすい為、昨年度の化学業界の増収増益は石油化学市況の高騰による影響を受けた一時的なものとなるでしょう。

世界中でカーボンニュートラルを目指す現在、化学業界に対する期待は大きいです。温室効果ガスを多く排出する化学業界にとっては今後どのようにしてカーボンニュートラルを実現していくのか、各社の動向に注目が集まるでしょう。

 

 

 

 (2) 三菱ガス化学の生涯賃金 推移(2010年から)

 

 三菱ガス化学の生涯賃金 推移(2010年から)

 

生涯賃金 三菱ガス化学 上場企業の平均 上場平均との差額
2010年 2億9797万円 -  
2011年 2億9530万円 2億2450万円 7080万円
2012年 2億9496万円 2億2729万円 6767万円
2013年 2億8728万円 2億2939万円 5789万円
2014年 2億9909万円 2億3185万円 6723万円
2015年 3億0234万円 2億3631万円 6603万円
2016年 2億9488万円 2億3897万円 5591万円
2017年 3億2127万円 2億4046万円 8081万円
2018年 3億2506万円 2億4320万円 8186万円
2019年 3億3542万円 2億4610万円 8932万円
2020年 3億4116万円 2億4481万円 9635万円
2021年 3億2898万円 2億3421万円 9478万円
2022年 3億3825万円 2億3510万円 1億0315万円

 

三菱ガス化学に新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合
3億3,825万円の収入を得る事ができます。

日本の上場企業の生涯賃金との差額は、2022年時点で1億315万円。
おおよそ日本の平均の1.44倍、化学業界の平均値の1.12倍となっています。

日本では上場企業とひとくくりにされますが、このように入社する企業で人生において1億円以上もの収入差が出てしまうのです。

 

 

 

 (3) 三菱ガス化学の平均年収を業界と比較

 

三菱ガス化学の平均年収を業界と比較

 

業界プレイヤー 平均年収 生涯賃金
大陽日酸 987万円 3億8303万円
住友化学 884万円 3億4306万円
三菱ガス化学 871万円 3億3825万円
信越化学工業 855万円 3億3178万円
三井化学 839万円 3億2571万円
日産化学 815万円 3億1634万円
東ソー 786万円 3億0518万円
三洋化成工業 762万円 2億9586万円
日本触媒 760万円 2億9501万円
カネカ 755万円 2億9322万円
旭化成 751万円 2億9166万円
日本ゼオン 751万円 2億9149万円
JSR 745万円 2億8911万円
エア・ウォーター 740万円 2億8724万円
ダイセル 739万円 2億8702万円
デンカ 732万円 2億8425万円
トクヤマ 722万円 2億8037万円
昭和電工 721万円 2億8003万円
ADEKA 716万円 2億7790万円
クラレ 705万円 2億7363万円
宇部興産 700万円 2億7188万円
上場平均 606万円 2億3510万円

 

今回は、化学業界21社(大陽日酸、住友化学、三菱ガス化学、信越化学工業、三井化学、日産化学、東ソー、三洋化成工業、日本触媒、カネカ、旭化成、日本ゼオン、JSR、エア・ウォーター、ダイセル、デンカ、トクヤマ、昭和電工、ADEKA、クラレ、宇部興産)の平均と、三菱ガス化学の年収推移を比較しました。

結論、三菱ガス化学は業界平均の1.12倍、上場企業の平均年収と比べると1.44倍の収入を得る事ができています。また三菱ガス化学内でも、平均年収が2010年と比べ104万円あがっており、企業としての業績/収益が順調に伸びていることがわかります。

 

 

 

 (4) 三菱ガス化学の年収カースト

 

三菱ガス化学の年収カースト

 

三菱ガス化学の年収は871万円なので、カーストは“勘違い富裕層”。あと少しで“脱 中流層“に手が届きます。

東京商工リサーチが日本の上場企業1841社を調査した所、平均年収800万円台の企業は112社で全体の6.08%でした。

上場企業の平均年収は606万円で”一人暮らし貴族”のランク。ここが全体で一番多い割合となっています。

 

 

 

2.三菱ガス化学の給与制度/年収推移

 

三菱ガス化学の給与制度/年収推移

 

2022年の三菱ガス化学の年収の平均は、871万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は2,461名、平均年齢40.9歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定830~1,150万円程度と予測されます。

 

 

 

 (1) 三菱ガス化学の勤務状況の推移

 

三菱ガス化学の勤務状況の推移

 

  平均年齢 平均勤続年数
2010年 40.9歳 18.4年
2011年 40.7歳 18.0年
2012年 40.3歳 17.6年
2013年 39.1歳 17.1年
2014年 39.9歳 16.1年
2015年 40.0歳 17.1年
2016年 40.1歳 17.1年
2017年 40.3歳 17.1年
2018年 40.1歳 17.5年
2019年 40.2歳 17.5年
2020年 40.6歳 17.6年
2021年 40.9歳 17.8年
2022年 40.9歳 17.8年

 

三菱ガス化学の平均年齢は約39歳~約41歳、平均勤続年数は約16年~約18年の間で推移しています。

これは定年退職以外の退職が少ないということです。

これまでの終身雇用型企業の平均年齢が42歳前後 平均勤続年数は18-19年です。

三菱ガス化学の数値もそれに近いものであり、安定して働ける企業といえます。

 

 

 

 (2) 三菱ガス化学の年齢別の年収推移

平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。

三菱ガス化学の年齢別の年収推移

 

年齢 三菱ガス化学の推定年収 上場企業の平均年収
25歳 459万円 406万円
30歳 623万円 509万円
35歳 787万円 572万円
40歳 951万円 621万円
45歳 1,033万円 647万円
50歳 1,115万円 739万円
55歳 1,197万円 808万円
60歳 1,080万円 730万円

 

三菱ガス化学の給与制度は、初任給が博士了:277,220円、修士了:255,185円、学部卒:234,925円ですので、初年度は330~400万円ですが
40代で年収1000万円を超え、最大年収を迎える50代の年収は1,050~1,270万円になります。

年功序列の傾向が強く、管理職になるまでは評価の差があまりつかないため、給与差も小さいようです。


日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は

25歳     +53万円
30歳   +114万円
35歳   +215万円
40歳   +330万円
45歳   +386万円
50歳   +376万円
55歳   +389万円
60歳   +350万円

となり、上場企業の平均よりもかなり高い年収となっています。

※一般的には役職定年が55-58歳になります。
55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。
また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30%ダウンします。

当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。
次は役職ごとの年収をご覧ください。

 

 

 

 (3) 三菱ガス化学の役職別の年収推移

 

役職

年齢

推定年収

役職なし

23歳〜27歳

300万円~700万円

主任

28歳〜

700万円〜850万円

係長

32歳〜

850万円〜1,000万円

課長

37歳〜

1,000万円〜1,250万円

部長

45歳〜

1,250万円〜1,600万円

(編集部独自に取得しているデータと三菱ガス化学の平均年収を掛け合わせて算出)

 

 

年功序列の傾向が強い企業です。よほど評価が悪くない限りは同期は横並びで昇給していき、管理職になると差がついてきます。また、部署によって昇格スピードは異なるようです。評価によって多少の上下はありますが、基本的には年功序列の為個人の努力や業績が反映されることは少なく、モチベーションを維持するのが難しい、というコメントも見られました。

(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 

 (4) 三菱ガス化学の口コミ情報

 

20代女性

20代女性
20代女性

評価制度: 年度末に上司と面談し、その際の上司からの評価と人事評価が合わさって翌年の給与に反映される。基本的に年功序列で何もせずとも等級は上がるが、管理職に上がる際にふるいにかけられる。仕事のできる人は早く管理職に上がっているので、評価は適正にされていると感じる。しかし最終的にはほぼ全員管理職になるので、名ばかり管理職も多い。そういった環境の中でやる気を維持するのは難しく、仕事熱心な社員は少ない。

月給 残業 賞与 年収
25万円 3万円 130万円 470万円

 

 

20代男性

20代男性
20代男性

給与制度: 年功序列で年収が尻上がりになるため若いうちの給料が低く、モチベーションに繋がりにくい。部署によっては残業が殆ど無く残業代が稼げないため厳しい。

月給 残業 賞与 年収
500万円

 

 

30代男性

30代男性
30代男性

給与制度: 基本的には年功序列で年齢に応じて昇給する。30歳以降から徐々に差が出始める。交代勤務をずっとすると給料は良いが昇給が遅くなり結果的に昼勤務と変わらなくなる傾向である。

評価制度: 交代勤務は評価されにくい。 昼勤務は与えられた仕事をしていればそれなりに評価される。

月給 残業 賞与 年収
27万円 6万円 160万円 600万円

 

 

30代男性

30代男性2
30代男性2

給与制度: 評価に応じて賞与、基本給が加算される。 家賃手当あり。独身、既婚、組合員・管理職で手当の上限は変化する。

評価制度: 一定の割合の分布になるように評価されるため、いわば相対評価である。組合ではその評価割合が整合しているか匿名アンケートも実施している。その回答率も高い。

月給 残業 賞与 年収
31万円 7万円 190万円 700万円

 

 

30代男性

30代男性
30代男性

給与制度: 扶養手当が多い、子供3人と妻で、一人15000円なので、60000円の手当が出ている。但し、組合員限定。 住宅手当も75パーセント出るため、かなり手厚い。上限あり。 交替勤務になれば、交替手当および深夜手当がかなり多いため、総合職ではなく、工場採用の組合員が1番。管理職になるタイミングは36才あたりだが、管理職になると、住宅手当も減り、扶養手当もなくなり、残業代も出ないため、扶養家族が多い場合は、給与がトントンか減ると聞いている。 給与の面でも、昇格を目指さない方が良いかもと、思わせるような状況が、社員のやる気を無くさせているも思わざるをえない。 しかし、それ以外は、比較的、給与も高く、全体的に見ると、良い会社である。

月給 残業 賞与 年収
200万円 850万円

(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 

 (5) 三菱ガス化学の福利厚生/待遇

 

三菱ガス化学の福利厚生/待遇

 

三菱ガス化学の福利厚生についてご紹介します。
就職・転職する時に求人票の情報だけでは、意思決定する時に情報が不足します。
実際に三菱ガス化学での勤務経験のある社員や元社員の方の福利厚生に関する口コミ情報も併せて紹介します。

 

 

2022年 新卒採用の募集要項

手当

住宅手当、家族手当、通勤手当ほか

休日・休暇

完全週休2日制(土日)、年間休日122日、有給休暇(初年度15日、最多20日)、特別休暇など

保険

雇用、労災、厚生年金

福利厚生・諸制度

制度
財形制度(一般型、住宅型、年金型)、住宅融資制度、持株制度、勤続表彰ならびにリフレッシュ制度
住宅
独身寮、社宅、外部借上社宅制度
健康管理
健康診断(定期、特定)、保健指導、人間ドック補助
施設
保養所(伊豆)、体育館、グラウンド、テニスコートなど(事業所により異なる)
その他
共済会、総合福利厚生サービス

 

 

40代男性

40代男性
40代男性

福利厚生: 退職金は3000万円程度と聞いている。住宅補助、寮、財形貯蓄制度は充実している。社員持株金は配当金は年70円/株と高く、お得感がある。

オフィス環境: コミュニケーション改善のため、フリーアドレス化が主流である。フリーWIFIのため、何処にでもPCを持って行き仕事できる。会議室も利用率が高い。

(en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 

3.三菱ガス化学に新卒/転職で入社するには

 

 

 

 

 

 

4.三菱ガス化学の過去10年間の業績推移、中期経営計画書を見るには

 

 

 

 

 

 

 

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面接官のホンネ 管理人

アラフォーの管理職。二人の娘がいます。 新卒・中途採用に10年以上携わり、安定を手にするために私自身も転職。次世代に知識と経験の継承を目的として「リアルな現場の声」をテーマに、“面接官のホンネ”を立ち上げました。わかりやすく採用現場の本音をお届けします。

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