GMOインターネットグループの金融持株会社で、株式取引等を扱うネット証券のGMOクリック証券はその傘下に入っています。
GMOインターネット証券(現GMOクリック証券)は2005年創業。最新のテクノロジーとオープンソースを活用して、金融取引システムの企画・開発・保守・運用までを一貫して自社で行い、業界最安値水準の手数料と独創的な取引ツールによる革新的な投資環境の提供をしています。また、株式取引に加え、FX、バイナリー・オプション、CFDなど、世界の通貨や株価指数を取引できる金融商品の拡充にも力を注いでいます。
今回は証券・ネット証券業界の中でも「GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)」の収入という観点に迫ります。
有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。
新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。
1.GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の平均年収は1,081万円
2022年のGMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の年収の平均は、1,081万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は単独で138名連結で485名、平均年齢39.6歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定800~1,150万円程度と予測されます。
(1) GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の平均年収 推移(2015年から)
平均年収 | GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス) | 業界平均 | 上場企業平均 | ||||||||||||||||||||||||||||
2010年 | - | 684万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
2011年 | - | 746万円 | 563万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2012年 | - | 712万円 | 570万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2013年 | - | 748万円 | 571万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2014年 | - | 899万円 | 577万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2015年 | 846万円 | 866万円 | 588万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2016年 | 911万円 | 864万円 | 594万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2017年 | 898万円 | 803万円 | 598万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2018年 | 741万円 | 812万円 | 605万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2019年 | 775万円 | 825万円 | 612万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2020年 | 1,123万円 | 797万円 | 614万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2021年 | 880万円 | 812万円 | 603万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2022年 | 1,081万円 | 868万円 | 606万円 |
今回は、証券・ネット証券業界のGMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の年収推移をグラフ化しました。
計測は2015年から2022年まで。
GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)では2015年から2022年の8年間で平均年収が235万円(128%)上昇しています。
証券業界では2020年は新型コロナウィルスの影響で一時対面営業の自粛が広がったため、金融商品の販売が難しくなり、収益も平均比で2割ほど減少しました。一方、もともと店舗や営業員を持たないネット証券には投資に興味を持っていた層が相場下落を機に集まり、新規口座開設数は増加しました。現在も経済全体の不況は続き株式市場は不安定ですが、投資への関心や資産運用のニーズは高まっています。NISAなどの国民の資産形成を後押しする制度の浸透により投資が身近になり、今までの年齢層に加え20歳以上40歳未満の層が増加している傾向があり、各社とも顧客のニーズや時代変化に柔軟に対応できる独自性のあるサービスを打ち出しています。
(2) GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の生涯賃金 推移(2015年から)
生涯賃金 | GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス) | 上場企業の平均 | 上場平均との差額 | ||||||||||||||||||||||||||||
2010年 | - | - | - | ||||||||||||||||||||||||||||
2011年 | - | 2億2450万円 | - | ||||||||||||||||||||||||||||
2012年 | - | 2億2729万円 | - | ||||||||||||||||||||||||||||
2013年 | - | 2億2939万円 | - | ||||||||||||||||||||||||||||
2014年 | - | 2億3185万円 | - | ||||||||||||||||||||||||||||
2015年 | 3億2828万円 | 2億3631万円 | 9197万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2016年 | 3億5368万円 | 2億3897万円 | 11470万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2017年 | 3億4879万円 | 2億4046万円 | 10832万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2018年 | 2億8787万円 | 2億4320万円 | 4467万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2019年 | 3億0079万円 | 2億4610万円 | 5470万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2020年 | 4億3595万円 | 2億4481万円 | 19115万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2021年 | 3億4168万円 | 2億3421万円 | 1億0747万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2022年 | 4億1957万円 | 2億3510万円 | 1億8447万円 |
GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)に新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合
4億1,957万円の収入を得る事ができます。
日本の上場企業の生涯賃金との差額は、2022年時点で1億8,447万円。
おおよそ日本の平均の1.78倍、証券・ネット証券業界の平均値の1.25倍となっています。
日本では上場企業とひとくくりにされますが、このように入社する企業で人生において2億円近くもの収入差が出てしまうのです。
(3) GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の平均年収を業界と比較
業界プレイヤー | 平均年収 | 生涯賃金 | |||||||||||||||||||||||||||||
野村證券(野村ホールディングス) | 1,441万円 | 5億5933万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
大和証券グループ本社 | 1,220万円 | 4億7366万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス) | 1,081万円 | 4億1957万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
松井証券 | 915万円 | 3億5539万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
極東証券 | 887万円 | 3億4429万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
マネックス証券(マネックスグループ) | 876万円 | 3億3995万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
岩井コスモ証券(岩井コスモホールディングス) | 796万円 | 3億0907万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
岡三証券グループ | 731万円 | 2億8383万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
丸三証券 | 707万円 | 2億7447万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
水戸証券 | 674万円 | 2億6180万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
藍澤證券 | 661万円 | 2億5657万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
いちよし証券 | 651万円 | 2億5274万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
東洋証券 | 640万円 | 2億4834万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
上場平均 | 606万円 | 2億3510万円 |
今回は、証券・ネット証券業界13社(野村證券(野村ホールディングス)、大和証券グループ本社、GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)、松井証券、極東証券、マネックス証券(マネックスグループ)、岩井コスモ証券(岩井コスモホールディングス)、岡三証券グループ、丸三証券、水戸証券、藍澤證券、いちよし証券、東洋証券)の平均と、GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の年収推移を比較しました。
結論、GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)は業界平均の1.25倍、上場企業の平均年収と比べると1.78倍の収入を得る事ができています。またGMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)内でも、平均年収が2015年と比べ235万円あがっており、企業としての業績/収益が順調に伸びていることがわかります。
(4) GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の年収カースト
GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の年収は1,081万円なので、カーストは“プチ富裕層”。東京商工リサーチが日本の上場企業1841社を調査した所、平均年収1000万円以上の企業は27社しかありませんでした。
GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)はその一角。上場企業の中でも1.47%しかない上流階級。
上場企業の平均年収は606万円で”一人暮らし貴族”のランク。ここが全体で一番多い割合となっています。
2.GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の給与制度/年収推移
2022年のGMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の年収の平均は、1,081万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は単独で138名連結で485名、平均年齢39.6歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定800~1,150万円程度と予測されます。
(1) GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の勤務状況の推移
平均年齢 | 平均勤続年数 | ||||||||||||||||||||||||||||||
2010年 | - | - | |||||||||||||||||||||||||||||
2011年 | - | - | |||||||||||||||||||||||||||||
2012年 | - | - | |||||||||||||||||||||||||||||
2013年 | - | - | |||||||||||||||||||||||||||||
2014年 | - | - | |||||||||||||||||||||||||||||
2015年 | 36.0歳 | 4.4年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2016年 | 36.2歳 | 4.6年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2017年 | 36.0歳 | 4.2年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2018年 | 36.3歳 | 4.5年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2019年 | 37.1歳 | 5.0年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2020年 | 37.9歳 | 5.2年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2021年 | 38.7歳 | 5.9年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2022年 | 39.6歳 | 6.6年 |
GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の平均年齢は約36歳~約40歳、平均勤続年数は約4年~約7年の間で推移しています。
GMOフィナンシャルホールディングスの設立が2012年ですので平均勤続年数は低くなっていますが、決して離職者が多いということではありません。この8年間、平均勤続年数は伸びてきていますので、今後も計測していきたいと思います。
(2) GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の年齢別の年収推移
平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。
年齢 | GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の推定年収 | 上場企業の平均年収 | |||||||||||||||||||||||||||||
25歳 | 569万円 | 406万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
30歳 | 773万円 | 509万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
35歳 | 976万円 | 572万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
40歳 | 1,179万円 | 621万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
45歳 | 1,281万円 | 647万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
50歳 | 1,383万円 | 739万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
55歳 | 1,484万円 | 808万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
60歳 | 1,340万円 | 730万円 |
GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の年齢別年収を日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は
25歳 +163万円
30歳 +264万円
35歳 +404万円
40歳 +558万円
45歳 +634万円
50歳 +644万円
55歳 +676万円
60歳 +610万円
となり、上場企業の平均よりもかなり高い年収となっています。
※一般的には役職定年が55-58歳になります。
55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。
また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30%ダウンします。
当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。
次は役職ごとの年収をご覧ください。
(3) GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の役職別の年収推移
役職 |
年齢 |
推定年収 |
役職なし |
23歳〜27歳 |
300万円~450万円 |
主任 |
28歳〜 |
450万円〜650万円 |
係長 |
32歳〜 |
600万円〜850万円 |
課長 |
37歳〜 |
800万円〜1,000万円 |
部長 |
45歳〜 |
1,000万円〜1,500万円 |
(編集部独自に取得しているデータとGMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の平均年収を掛け合わせて算出)
若い人への育成制度はないので、自分でしっかり仕事内容やスキルを身につける必要があるようです。本当に金融商品に興味を持って動き、チームの中で働きかける根気と能力があれば、上に上がることができる、というコメントもありました。
(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)
(4) GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の口コミ情報
情報収集次第追加します。
(5) GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の福利厚生/待遇
GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の福利厚生についてご紹介します。
2022年 新卒採用の募集要項
休日・休暇 |
完全週休2日制、祝日、年末年始、リフレッシュ休暇、有給休暇、慶弔休暇、結婚休暇、子の看護休暇、介護休暇、育児休業、忌引休暇 |
保険 |
各種社会保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険) |
福利厚生・諸制度 |
確定給付企業年金、確定拠出年金、従業員持株会、結婚祝金(5万円)、出産一時金(第一子30万円・第二子50万円・第三子100万円)、弔慰金、疾病見舞金、災害見舞金、託児所完備、社員食堂、カフェ無料利用可能、資格取得支援制度、健康診断、婦人科検診、インフルエンザ予防接種 |
3.GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)に新卒/転職で入社するには
4.GMOクリック証券(GMOフィナンシャルホールディングス)の過去10年間の業績推移、中期経営計画書を見るには