年収調査

M&Aキャピタルパートナーズの年収は1000万円を超える?新卒/転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

M&Aキャピタルパートナーズの年収は1000万円を超える?新卒・転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

 

独立系M&A(企業の合併・買収・資本提携など)仲介会社です。

2005年に設立。成功報酬を中心とした手数料体系に特徴があります。中堅、中小企業などがメイン顧客で、事業承継案件が得意で調剤薬局に強い顧客基盤があります。また、調剤薬局だけでなく小売業から製造業、医療・介護などのサービス業でも実績があります。2008年からは事業承継セミナーを定期的に開催、無料の企業価値評価なども強化し、顧客層の拡大を図っています。

M&A仲介会社で東証一部に上場している企業は2021年時点たった3社しかありません。

今回はコンサルティング業の中でも業界トップの高収入を誇る「M&Aキャピタルパートナーズ」の収入という観点に迫ります。
また、上場している日系コンサルティングファーム9社との比較もしていこうと思います。

有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。
新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。

 

1.M&Aキャピタルパートナーズの平均年収は2,688万円

 

M&Aキャピタルパートナーズの平均年収は2,688万円

 

2021年のM&Aキャピタルパートナーズの年収の平均は、2,688万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は142人、平均年齢32.2歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定3,000~3,700万円程度と予測されます。

 

 (1) M&Aキャピタルパートナーズの平均年収 推移(2013年から)

 

  M&Aキャピタルパートナーズの平均年収 推移(2013年から)

 

 

平均年収 M&Aキャピタルパートナーズ 業界平均 上場企業平均
2010年 - 861万円 -
2011年 - 876万円 563万円
2012年 - 904万円 570万円
2013年 1,023万円 946万円 571万円
2014年 1,947万円 1,116万円 577万円
2015年 2,253万円 1,147万円 588万円
2016年 1,905万円 1,115万円 594万円
2017年 2,995万円 1,211万円 598万円
2018年 2,478万円 1,156万円 605万円
2019年 3,109万円 1,200万円 612万円
2020年 2,270万円 1,114万円 614万円
2021年 2,688万円 1,161万円 603万円

 

今回は、コンサルティング業界のM&Aキャピタルパートナーズの年収推移をグラフ化しました。
計測は2013年から2021年まで。
M&Aキャピタルパートナーズでは2013年から2021年の9年間で平均年収が1,665万円(263%)上昇しています。
コンサルティング業界の9年間の上昇平均は215万円(123%)なので、業界の中でも賃金が著しく上昇していることがわかります。また上場企業の平均では9年間で32万円(106%)です。


《コンサルティング業界の新型コロナウィルスの影響》
業績自体への影響は軽微!
コンサルティング業界全体としては、クライアント企業の投資抑制による案件の中止や新規案件獲得の低調により2020年などは採用が縮小されたりもしていました。しかし、2021年からは一転し、現在では大手コンサルティングファームから中小系ファームまで売り手市場になっています。
というのも、クライアントからコロナショックを受けた見通しの明確化、直近の景気後退を受けた対策など、「危機対応」を主とする案件への依頼が増えたからです。
以前から「景気に関わらず、これから伸び続ける市場が3つある。それは、教育、物流、そしてコンサルティング業界。」と言われています。コンサルティングファームの実力が問われるのはクライアントの課題が変化する景気後退時。まさにコロナ禍の今と言えます。
コロナ以前から、常駐を含め働く場所を選ばず柔軟に対応できる環境は整備されていたため、環境面・業務面でスムーズにリモートワークに移行できました。ただその半面、リモートでの取り組みを前提としたプロジェクトが増えると、日本に所在するコンサルティングファームに依頼する価値は何か、ということが問われることになるでしょう。

 

 

 (2) M&Aキャピタルパートナーズの生涯賃金 推移(2013年から)

 

M&Aキャピタルパートナーズの生涯賃金 推移(2013年から)

 

 

 

生涯賃金 M&Aキャピタルパートナーズ 上場企業の平均 上場平均との差額
2010年 - - -
2011年 - 2億2450万円 -
2012年 - 2億2729万円 -
2013年 4億0025万円 2億2939万円 1億7086万円
2014年 7億6192万円 2億3185万円 5億3006万円
2015年 8億8160万円 2億3631万円 6億4529万円
2016年 7億4541万円 2億3897万円 5億0643万円
2017年 11億7171万円 2億4046万円 9億3125万円
2018年 9億6955万円 2億4320万円 7億2635万円
2019年 12億1651万円 2億4610万円 9億7041万円
2020年 8億8134万円 2億4481万円 6億3653万円
2021年 10億4383万円 2億3421万円 8億0963万円

 

M&Aキャピタルパートナーズに新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合
10億4,383万円の収入を得る事ができます。

日本の上場企業の生涯賃金との差額は、2021年時点で8億963万円。
おおよそ日本の平均の4.46倍、コンサルティング業界の平均値の2.32倍となっています。

日本では上場企業とひとくくりにされますが、このように入社する企業で人生において8億円以上もの収入差が出てしまうのです。

 

 

 (3) M&Aキャピタルパートナーズの平均年収を業界と比較

 

 M&Aキャピタルパートナーズの平均年収を業界と比較

 

業界プレイヤー 平均年収 生涯賃金
M&Aキャピタルパートナーズ 2,688万円 10億4383万円
日本M&Aセンター 1,243万円 4億8278万円
野村総合研究所 1,225万円 4億7567万円
シグマクシス 1,170万円 4億5422万円
三菱総合研究所 1,111万円 4億3152万円
ベイカレント・コンサルティング 1,102万円 4億2774万円
ドリームインキュベータ 976万円 3億7907万円
山田コンサルティンググループ 804万円 3億1204万円
船井総研ホールディングス 671万円 2億6053万円
タナベ経営 619万円 2億4046万円
上場平均 603万円 2億3421万円

 

今回は、コンサルティング業10社(M&Aキャピタルパートナーズ、日本M&Aセンター、野村総合研究所、シグマクシス、三菱総合研究所、ベイカレント・コンサルティング、ドリームインキュベータ、山田コンサルティンググループ、船井総研ホールディングス、タナベ経営)の平均と、M&Aキャピタルパートナーズの年収推移を比較しました。

結論、M&Aキャピタルパートナーズは業界平均の2.32倍、上場企業の平均年収と比べると4.46倍の収入を得る事ができています。また2013年よりM&Aキャピタルパートナーズ内でも平均年収が1,665万円あがっており、企業としての業績/収益が順調に伸びていることがわかります。

 

 

 (4) M&Aキャピタルパートナーズの年収カースト

 

 M&Aキャピタルパートナーズの年収カースト


M&Aキャピタルパートナーズの年収は2,688万円なので、カーストは“富裕層”です。

東京商工リサーチが日本の上場企業1841社を調査した所、平均年収1000万円以上の企業は27社しかありませんでした。

M&Aキャピタルパートナーズはその一角。上場企業の中でも1.47%しかない上流階級。
その中でも、M&Aキャピタルパートナーズは平均年収2,688万円ですので、日本企業の中でもトップクラス中のトップであることがわかります。

M&Aキャピタルパートナーズは、20代前半で年収1,000万円を超えることが可能なので、金銭的には豊かな暮らしができると断言できます。

 

 

2.M&Aキャピタルパートナーズの給与制度/年収推移

 

M&Aキャピタルパートナーズの給与制度/年収推移

 

2021年のM&Aキャピタルパートナーズの年収の平均は、2,688万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は142人、平均年齢32.2歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定3,000~3,700万円程度と予測されます。

 

 

 (1) M&Aキャピタルパートナーズの勤務状況の推移

 

M&Aキャピタルパートナーズの勤務状況の推移

 

  平均年齢 平均勤続年数
2010年 - -
2011年 - -
2012年 - -
2013年 30.1歳 2.9年
2014年 29.9歳 2.8年
2015年 30.5歳 3.0年
2016年 31.1歳 3.0年
2017年 31.5歳 3.3年
2018年 31.3歳 3.3年
2019年 31.2歳 3.2年
2020年 31.4歳 3.1年
2021年 32.2歳 3.2年

 

M&Aキャピタルパートナーズの平均年齢は約30~32歳、平均勤続年数は約3年となっています。

コンサルティング業界全体を見ても離職率は平均20%、平均勤続年数は一桁台となっています。

一般的な企業と比べるとコンサルティング業界は離職率は高いです。ただ、離職理由としてはネガティブな理由ではなく、「違う領域にチャレンジしたい」「自分のスキルをさらに磨くためにもっと領域特化したコンサルティングファームに行きたい」「独立して起業したい」などといった自身のキャリアプランの実現・更なるステップアップを図るとても前向きな退職が多いようです。

 

 

 (2) M&Aキャピタルパートナーズの年齢別の年収推移

平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。

M&Aキャピタルパートナーズの年齢別の年収推移

 

年齢 M&Aキャピタルパートナーズの推定年収 上場企業の平均年収
25歳 1,416万円 406万円
30歳 1,922万円 509万円
35歳 2,428万円 572万円
40歳 2,934万円 621万円
45歳 3,187万円 647万円
50歳 3,440万円 739万円
55歳 3,693万円 808万円
60歳 3,334万円 730万円

 

M&Aキャピタルパートナーズは現在新卒採用は行っていません。給与は固定給+インセンティブ+業績連動賞与(年2回)となっています。また、固定給は前職の給与・実績を考慮して決定され、インセンティブは上限なしの支給となっています。人によって差がつきやすいですが、成約数次第でかなりの高収入が可能です。

 

日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は歴然

25歳   +1,010万円
30歳   +1,413万円
35歳   +1,856万円
40歳   +2,313万円
45歳   +2,540万円
50歳   +2,701万円
55歳   +2,885万円
60歳   +2,604万円

となり、上場企業の平均よりも非常に高い年収となっています。

※一般的には役職定年が55-58歳になります。
55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。
また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30%ダウンします。

当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。
次は役職ごとの年収をご覧ください。

 

 

 (3) M&Aキャピタルパートナーズの役職別の年収推移

役職

年齢

推定年収

役職なし

23歳〜27歳

420万円~2,400万円

主任

28歳〜

2,500万円〜2,600万円

係長

32歳〜

2,700万円〜3,200万円

課長

37歳〜

3,300万円〜3,800万円

部長

45歳〜

3,900万円〜4,400万円

(openworkのデータを参考に編集部作成)

 

M&Aキャピタルパートナーズの年収は、固定給+インセンティブ+業績連動賞与の合計で構成されています。

初任給の固定給は35万円で、インセンティブを含む賞与の比率が非常に高いのが特徴です。そのため、完全なる実力主義で、年齢に関係なく個人の成績によって年収に大きな差がでます。コンサルタントの比率が非常に高いという点も平均年収を上げる要因になっていると思われます。

評価制度としては360度評価を採用しています。また、年2回、4月と10月に昇給・昇格の機会があります。業績連動賞与も年2回(4月・10月)あります。

(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 (4) M&Aキャピタルパートナーズの口コミ情報

 

30代男性

30代男性
30代男性

【賞与】 殆どが売上に比例する。その計算方法も明確であるため、自分の賞与額がどれくらいになるかも概ね計算できる。

 【売上の配分】 部下が開拓した案件を、上司と2人で仕上げる場合、同業他社では、部下の貢献度合いに関わらず、同行した上司の判断で、上司自身が多くの売上を取るという話も聞く。しかし、MACPでは、案件当事者以外の者も、売上配分の決定プロセスに関与するため、公平性・納得性のある売上配分が行われる。サポートした人間(上司)より、案件開拓した人間(部下)が評価される風土である。 数年経てば、一人で案件を仕上げられるようになるため、売上の大半が自身に配分される。

月給 残業 賞与 年収
3,000万円

 

 

40代男性

40代男性
40代男性

給与制度: 営業活動がすべてで、案件をより多く成約させれば年齢に関わらず数千万以上の高収入が可能。競合他社と比べると営業ができなかった時の風当たりは強くないように感じるが、周りとの収入の差が歴然なのでプレッシャーは感じる。

月給 残業 賞与 年収
40万円 3,000万円 4,200万円

 

 

30代男性

30代男性2
30代男性2

給与制度: 複雑な部分もあり説明が難しいが、やればやっただけ青天井でインセンティブが入る仕組みと言える。

評価制度: 実績面での評価がメインだが、それ以外の部分でもチームワークや仕事の進め方など、会社として大事にすべき部分についても重要視しており、360度評価が行われている。

月給 残業 賞与 年収
40万円 2,500万円 3,000万円

 

 

20代男性

20代男性
20代男性

給与制度: 固定給が低い。住宅手当なし。初年度は非常に苦労する。 インセンティブは売上比例と360°評価の定性評価。だいたい20%程度。ただし、最近落ちてきているようである。

評価制度: 360°評価と言ってもシステム化されておらず、Excel入力で入力ミスが多い。しかも150人以上を全員で全員を評価という極めて困難な運用であり、納得性が低い。

月給 残業 賞与 年収
35万円 1,580万円 2,000万円

 

 

40代男性

40代男性2
40代男性2

給与制度: 売上の8%は必ず確保される。その他は360度評価という人気投票によって決まる。トータル20%前後がコンサルタントに入る。上期下期末にまで賞与が一部留保される。転職を防ぐためか?

評価制度: 360度評価。ただし大人数で行うため、良くも悪くも目立った者勝ち(悪い部分は目立ったら最後)。不服を申し立てる制度もなく納得性は低くなりつつある。

月給 残業 賞与 年収
40万円 4,500万円 5,000万円

(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 (5) M&Aキャピタルパートナーズの福利厚生/待遇

 

M&Aキャピタルパートナーズの福利厚生/待遇

 

M&Aキャピタルパートナーズの福利厚生についてご紹介します。

 

2022年 中途採用の募集要項

手当

交通費支給(規定あり)

休日・休暇

〇完全週休二日制(土・日)、祝日
〇年末年始休暇 12/29~1/3
〇夏季休暇:7~9月の間で5日間の有給取得を推奨
〇慶弔休暇、産休・育児休暇、特別休暇
〇半日有給休暇取得可能
〇年次有給休暇(初年度12日~、入社6ヶ月目以降から付与)

保険

社会保険完備

福利厚生・諸制度

〇社内表彰制度あり(四半期毎)
〇納会(四半期毎)
〇社員旅行(年1回)

 

 

3.M&Aキャピタルパートナーズに新卒/転職で入社するには

 

 

 

 

 

 

 

4.M&Aキャピタルパートナーズの過去10年間の業績推移、中期経営計画書を見るには

 

 

 

 

 

 

 

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面接官のホンネ 管理人

アラフォーの管理職。二人の娘がいます。 新卒・中途採用に10年以上携わり、安定を手にするために私自身も転職。次世代に知識と経験の継承を目的として「リアルな現場の声」をテーマに、“面接官のホンネ”を立ち上げました。わかりやすく採用現場の本音をお届けします。

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