年収500万円台 年収調査

アドウェイズの年収は?新卒/転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

アドウェイズの年収は?新卒・転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

 

2001年に設立、2006年に東証マザーズ、2020年に東証一部に上場したインターネット広告企業です。

アフィリエイト(成果報酬型)広告では国内大手。パソコン向けは「JANet(ジャパン・アフィリエイト・ネットワーク)」のブランド名で展開、また広告配信自動化サービス「UNICORN(ユニコーン)」を育成中です。現在は日本を始めアジアを中心とした世界各国へのスマートフォン向け広告事業にも注力しています。

今回は広告・ネット広告業界の中でも「アドウェイズ」の収入という観点に迫ります。

有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。
新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。

 

1.アドウェイズの平均年収は581万円

 

 

アドウェイズの平均年収は581万円

 

2020年のアドウェイズの年収の平均は、581万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は558名、平均年齢32.3歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定600~810万円程度と予測されます。

 

 (1) アドウェイズ年収 推移(2010年から)

 

アドウェイズ年収 推移(2010年から)

 

平均年収 アドウェイズ 業界の平均 上場企業平均
2010年 417万円 616万円  
2011年 452万円 635万円 563万円
2012年 491万円 640万円 570万円
2013年 510万円 659万円 571万円
2014年 511万円 678万円 577万円
2015年 523万円 679万円 588万円
2016年 521万円 676万円 594万円
2017年 527万円 684万円 598万円
2018年 552万円 701万円 605万円
2019年 581万円 712万円 612万円
2020年 581万円 714万円 614万円

 

今回は、広告・ネット広告業界のアドウェイズの年収推移をグラフ化しました。
計測は2010年から2020年まで。
アドウェイズのここ11年間の平均年収を見てみると 少しずつ伸びていて、2010年と比べ平均年収が164万円(139%)の上昇となっています。
広告・ネット広告業界の11年間の上昇平均は98万円(116%)となっており、業界全体の賃金が上昇していることがわかります。また上場企業の平均では11年間で40万円(107%)です。


広告業界全体としては、新型コロナの影響を大きく受けました。店舗や対面での商品やサービスの提供における消費は減少し、広告宣伝費を抑える企業が多くなりました。また、経済活動の制限や各種イベントの中止は広告費にも大きな影響をもたらしました。
しかし、緊急事態宣言が解除され、ウィズコロナ時代へと社会が動き出してからは少しずつ改善してきているようです。
中でも早い回復が見られたのはインターネット広告費です。実店舗での売り上げが期待できない今、多くの企業でデジタル施策の推進が進んでおり、ECモールへの進出や自社ECの展開により顧客の再獲得・新規顧客の開拓へと動き始めています。その為、SNSの活用、およびSNS広告に注目が集まっています。

 

 (2) アドウェイズの生涯賃金 推移(2010年から)

 

 アドウェイズの生涯賃金 推移(2010年から)

 

生涯賃金 アドウェイズ 上場企業の平均 上場平均との差額
2010年 1億6203万円 -  
2011年 1億7562万円 2億2450万円 -4888万円
2012年 1億9045万円 2億2729万円 -3685万円
2013年 1億9946万円 2億2939万円 -2993万円
2014年 1億9997万円 2億3185万円 -3189万円
2015年 2億0447万円 2億3631万円 -3185万円
2016年 2億0376万円 2億3897万円 -3521万円
2017年 2億0623万円 2億4046万円 -3423万円
2018年 2億1577万円 2億4320万円 -2743万円
2019年 2億2735万円 2億4610万円 -1874万円
2020年 2億2559万円 2億4481万円 -1922万円

 

アドウェイズに新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合
2億2,559万円の収入を得る事ができます。

日本の上場企業の生涯賃金と比べると、2020年時点で1,922万円低くなっています。
おおよそ上場企業の平均値の0.95倍、広告・ネット広告業界の平均値の0.81倍となっています。

日本では上場企業とひとくくりにされますが、このように入社する企業で人生において収入差が出てしまうのです。

 

 (3) アドウェイズの平均年収を業界と比較

 

 アドウェイズの平均年収を業界と比較

 

業界プレイヤー 平均年収 生涯賃金
電通 1,169万円 4億5380万円
博報堂 1,079万円 4億1887万円
CARTA HOLDINGS 900万円 3億4945万円
サイバーエージェント 734万円 2億8484万円
オプト 702万円 2億7265万円
セプテーニ・ホールディングス 597万円 2億3197万円
アドウェイズ 581万円 2億2559万円
バリューコマース 576万円 2億2349万円
インタースペース 542万円 2億1060万円
GMOアドパートナーズ 523万円 2億0314万円
ファンコミュニケーションズ 452万円 1億7538万円
上場平均 603万円 2億3421万円

 

今回は、広告・ネット広告業界11社(電通、博報堂、CALTA HOLDINGS、サイバーエージェント、オプト、セプテーニ・ホールディングス、アドウェイズ、バリューコマース、インタースペース、GMOアドパートナーズ、ファンコミュニケーションズ)の平均と、アドウェイズの年収推移を比較しました。

結論、アドウェイズは業界平均の0.81倍、上場企業の平均年収と比べると0.95倍の収入を得る事ができています。またアドウェイズ内でも平均年収が2010年より164万円あがっており、企業としての業績/収益が順調に伸びていることがわかります。

 

 (4) アドウェイズの年収カースト

 

 アドウェイズの年収カースト

 

アドウェイズの年収は581万円なので、カーストは“都市部だと貧困”。

東京商工リサーチが日本の上場企業1841社を調査した所、平均年収500万円台の企業は523社で、全体の28.41%。全体で2番目に多い割合となっています。

上場企業の平均年収は603万円で”一人暮らし貴族”のランク。ここが全体で一番多い割合となっています。

 

2.アドウェイズの給与制度/年収推移

 

アドウェイズの給与制度/年収推移

 

2020年のアドウェイズの年収の平均は、581万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は558名、平均年齢32.3歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定600~810万円程度と予測されます。

 

 (1) アドウェイズの勤務状況の推移

 

 アドウェイズの勤務状況の推移

 

勤務状況 平均年齢 平均勤続年数
2010年 28.1歳 2.8年
2011年 28.8歳 2.8年
2012年 29.8歳 2.7年
2013年 30.9歳 2.6年
2014年 30.5歳 2.7年
2015年 30.6歳 2.9年
2016年 30.9歳 3.1年
2017年 31.2歳 3.3年
2018年 31.6歳 3.6年
2019年 31.9歳 3.9年
2020年 32.9歳 4.3年
2021年 32.3歳 4.1年

 

アドウェイズの平均年齢はここ12年で少しずつ伸びてきていますが、平均勤続年数は3、4年と低い数値で推移しています。

これまでの終身雇用型企業の平均年齢が42歳前後 平均勤続年数は18-19年です。

それに比べてアドウェイズは平均年齢・平均勤続年数共にとても低いことがわかります。離職者数や中途採用数は公開されていませんが、離職率が高いことが推測されます。

 

 (2) アドウェイズの年齢別の年収推移

平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。

アドウェイズの年齢別の年収推移

 

年齢 アドウェイズの推定年収 上場企業の平均年収
25歳 311万円 406万円
30歳 422万円 509万円
35歳 533万円 572万円
40歳 644万円 621万円
45歳 699万円 647万円
50歳 755万円 739万円
55歳 810万円 808万円
60歳 731万円 730万円

 

アドウェイズの給与制度は、新卒で
総合職:月額30万円(年俸360万円)
デザイナー職:月額30万円(年俸360万円)
エンジニア職:月額34万円~(年俸408万円~)
となっています。
最大年収を迎える50代の年収は730~880万円になります。

 

日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は

25歳     -95万円
30歳     -87万円
35歳     -39万円
40歳      23万円
45歳      52万円
50歳           16万円
55歳        2万円
60歳          1万円

となり、上場企業の平均とほぼ同じくらいの年収となっています。

※一般的には役職定年が55-58歳になります。
55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。
また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30%ダウンします。

当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。
次は役職ごとの年収をご覧ください。

 

 (3) アドウェイズの役職別の年収推移

 

役職

年齢

推定年収

役職なし

23歳〜27歳

400万円~550万円

主任

28歳〜

520万円〜580万円

係長

32歳〜

600万円〜700万円

課長

37歳〜

700万円〜890万円

部長

45歳〜

860万円~1,150万円

(openworkのデータを参考に編集部作成)

 

 

半年に一度、昇級(または降格)の機会があります。
基本的には実力主義で、若くても結果を出すと昇進し、同期との差はつきやすいです。
評価は360度評価です。
また、昇級のスピードは部署によって異なる、うまく立ち回れる人やアピールが上手な人でないとなかなか上には行けないというコメントも見られました。


(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 (4) アドウェイズの口コミ情報

 

20代女性

20代女性
20代女性

給与制度: インターネット業界の中では、とても高い、というわけではないが、一般的な標準だと思う。 年俸制で、ボーナスは基本的にない。 個人的には、毎月同じ収入があるので生計が立てやすく助かっていた。

評価制度: 半期に一回、昇給があるので、1年めから昇給する。成果を挙げた際はしっかり評価してくれているという印象。また、360度評価というものがあり、後輩も先輩の評価を行うことができる。その評価が昇給に反映されているかはわからないが、パワハラやセクハラの抑止力に多少なりともなっている気がするので、よかったと思う。

月給 残業 賞与 年収
350万円

 

20代男性

20代男性
20代男性

給与制度: 給与が上がりにくいので、不満を持っている人が多い。一年目の研修が終わらなければいくら売上を上げていても昇給はなし。新卒の昇級額は少なく不満を持っている人が多く転職する人が多い。初めて昇級したのは入社から1年半後で5000円。

評価制度: 自己評価と他者評価。

月給 残業 賞与 年収
21万円 12万円 396万円

 

30代女性

30代女性
30代女性

評価制度: 等級制度ができたばかり。職能評価制度なためすぐに頭打ちになりそう。

月給 残業 賞与 年収
600万円

 

30代男性

30代男性
30代男性

給与制度: 賞与なし。みなし残業として、残業手当が多め。

 評価制度: 半期ごとの定量評価(数字)と定性評価(行動指標)と、周りのメンバーからの180度評価で決められていた。

月給 残業 賞与 年収
28万円 26万円 650万円

(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 (5) アドウェイズの福利厚生/待遇

 

 アドウェイズの福利厚生/待遇

 

アドウェイズの福利厚生についてご紹介します。
就職・転職する時に求人票の情報だけでは、意思決定する時に情報が不足します。
実際にアドウェイズでの勤務経験のある社員や元社員の方の福利厚生に関する口コミ情報も併せて紹介します。

 

2021年 新卒採用の募集要項

手当

通勤手当 全額支給(当社就業規則に基く該当者、月額5万円まで)

休日・休暇

完全週休2日制(土・日)
祝祭日
夏季・年末年始・有給・慶弔休暇

保険

社会保険完備(雇用・健康・労災・厚生年金)

福利厚生・諸制度

産休・育児休暇制度
育児手当制度 他

 

 

 

30代男性

30代男性
30代男性

福利厚生:福利厚生はほぼ存在しない。退職金や家賃補助もなく、ほぼ月の基本給のみでの生活を強いられる。若いうちは気にならないが、家庭をもつ年代になると長期的に働くのは厳しいと思われる。

オフィス環境:いかにも最新のIT企業といった雰囲気。無料ドリンクや軽食を設置しているカフェスペースもあり、そこは大変助かっている。入室の際も静脈認証を設けており、初めは感心した。

 

20代男性

20代男性
20代男性

福利厚生: ボーナス、退職金や住宅補助がない点がネックにはなる。

オフィス環境: オフィスは西新宿の住友グランドタワーの38階に位置し、眺めが非常に良いビル。 休憩スペースも完備されており、フリーデスクで自由に仕事ができる環境がある。

 

20代男性

20代男性2
20代男性2

福利厚生: 退職金、住宅補助、賞与はない。 希望者に対する持株制度あり。 深夜残業者向けの一時的な社宅あり。

オフィス環境: オフィス内に喫煙所がある為喫煙者には良い環境。 以前は会議室で喫煙可能で非喫煙者には臭いが気になる会議室もある。 全員にモニターなど支給される。

 

40代男性

40代男性
40代男性

福利厚生: 福利厚生は良いとは言いきれない印象。コロナウイルスが流行りだしてからは、在宅勤務になったため、WiFi利用料や電気代の手当として月に5000円手当がでたのはかなりありがたかった。

オフィス環境: 建物自体が綺麗で会社が38階のため、いい環境で仕事が出来ており満足している。 職場のデスクなどに関しては、関連部署とも席が近く話しやすい職場であるという点で、そこは気に入っている。

 

40代女性

40代女性
40代女性

オフィス環境: 新宿の高層ビルの中にオフィスがあるので、眺めが綺麗。 新宿にも近いのでアクセスも良い。 オフィスもとても綺麗で、エントランスが華やか。 会議室も個室がたくさん用意されている。

 

(en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 

3.アドウェイズに新卒/転職で入社するには

 

 

 

 

 

 

4.アドウェイズの過去10年間の業績推移、中期経営計画書を見るには

 

 

 

 

 

 

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面接官のホンネ 管理人

アラフォーの管理職。12歳と10歳の娘がいます。 新卒・中途採用に10年以上携わり、安定を手にするために私自身も財閥系企業に転職しました。次世代に知識と経験の継承を目的として「リアルな現場の声」をテーマに、“面接官のホンネ”を立ち上げました。わかりやすく、人事/採用の担当としての本音をお届けします。

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