1937年設立の外航海運会社です。
原油タンカーやプロダクト船(石油製品船)が主体で、中東・東アジア間の輸送が中心となっています。VLCC(超大型タンカー)は日本郵船との共有船が多く、大荷主はコスモ石油で長期契約が主体となっています。近年は中南米やアフリカなど新たな市場開拓にも力を注いでいます。
今回は海運業の中でも「共栄タンカー」の収入という観点に迫ります。
有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。
新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。
1.共栄タンカーの平均年収は993万円
2021年の共栄タンカーの年収の平均は、993万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は56人、平均年齢41.7歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定850~1,200万円程度と予測されます。
(1) 共栄タンカーの平均年収 推移(2010年から)
平均年収 | 共栄タンカー | 業界平均 | 上場企業平均 | ||||||||||||||||||||||||||||
2010年 | 965万円 | 902万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
2011年 | 928万円 | 862万円 | 563万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2012年 | 849万円 | 895万円 | 570万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2013年 | 873万円 | 856万円 | 571万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2014年 | 878万円 | 865万円 | 577万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2015年 | 915万円 | 903万円 | 588万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2016年 | 988万円 | 923万円 | 594万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2017年 | 977万円 | 912万円 | 598万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2018年 | 1,000万円 | 888万円 | 605万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2019年 | 958万円 | 900万円 | 612万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2020年 | 1,004万円 | 910万円 | 614万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2021年 | 993万円 | 915万円 | 603万円 |
今回は、海運業の共栄タンカーの年収推移をグラフ化しました。
計測は2010年から2021年まで。
共栄タンカーでは2021年の平均年収は2010年に比べて29万円の上昇(103%)となっています。
海運業の平均年収は12年間で13万円の上昇(101%)、また上場企業の平均年収は11年間で40万円の上昇(107%)となっています。
日本は海に囲まれた島国で、輸出入の99%以上(重量ベース)を海運が担っています。海運企業は近年、厳しい業績が続いていましたが、新型コロナの影響で巣ごもり需要により注文が増え、荷物の量は急増しました。また、感染者が増えたことによって港湾の作業員が不足し、港湾が混雑しコンテナ不足、スペース不足に陥りました。その結果海上運賃が高騰し、業界全体としては順調に業績を伸ばしつつあります。
(2) 共栄タンカーの生涯賃金 推移(2010年から)
生涯賃金 | 共栄タンカー | 上場企業の平均 | 上場平均との差額 | ||||||||||||||||||||||||||||
2010年 | 3億7461万円 | - | |||||||||||||||||||||||||||||
2011年 | 3億6018万円 | 2億2450万円 | 1億3568万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2012年 | 3億2965万円 | 2億2729万円 | 1億0236万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2013年 | 3億4161万円 | 2億2939万円 | 1億1223万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2014年 | 3億4370万円 | 2億3185万円 | 1億1184万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2015年 | 3億5803万円 | 2億3631万円 | 1億2172万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2016年 | 3億8638万円 | 2億3897万円 | 1億4741万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2017年 | 3億8209万円 | 2億4046万円 | 1億4163万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2018年 | 3億9115万円 | 2億4320万円 | 1億4795万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2019年 | 3億7470万円 | 2億4610万円 | 1億2861万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2020年 | 3億8989万円 | 2億4481万円 | 1億4509万円 | ||||||||||||||||||||||||||||
2021年 | 3億8573万円 | 2億3421万円 | 1億5153万円 |
共栄タンカーに新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合
3億8,573万円の収入を得る事ができます。
日本の上場企業の生涯賃金との差額は、2021年時点で1臆5,153万円。
おおよそ日本の平均の1.64倍、業界の平均値の1.10倍となっています。
日本では上場企業とひとくくりにされますが、このように入社する企業で人生において1億円以上もの収入差が出てしまうのです。
(3) 共栄タンカーの平均年収を業界と比較
業界プレイヤー | 平均年収 | 生涯賃金 | |||||||||||||||||||||||||||||
商船三井 | 1,026万円 | 3億9837万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
共栄タンカー | 993万円 | 3億8573万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
日本郵船 | 955万円 | 3億7080万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
東京汽船 | 922万円 | 3億5795万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
川崎汽船 | 907万円 | 3億5205万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
飯野海運 | 901万円 | 3億4979万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
乾汽船 | 898万円 | 3億4847万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
NSユナイテッド海運 | 872万円 | 3億3869万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
川崎近海汽船 | 764万円 | 2億9665万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
明治海運 | 681万円 | 2億6457万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
上場平均 | 603万円 | 2億3421万円 |
今回は、海運業10社(商船三井、共栄タンカー、日本郵船、東京汽船、川崎汽船、飯野海運、乾汽船、NSユナイテッド海運、川崎近海汽船、明治海運)の平均と、共栄タンカーの年収推移を比較しました。
結論、共栄タンカーは業界平均の1.10倍、上場企業の平均年収と比べると1.64倍の収入を得る事ができています。
(4) 共栄タンカーの年収カースト
共栄タンカーの年収は993万円なので、カーストは上流階級の“脱 中流層”。もう少しで”プチ富裕層”に手が届きます。
東京商工リサーチが日本の上場企業1841社を調査した所、平均年収900万円台の企業は42社で全体の2.28%でした。
上場企業の平均年収は603万円で”一人暮らし貴族”のランク。ここが全体で一番多い割合となっています。
2.共栄タンカーの給与制度/年収推移
2021年の共栄タンカーの年収の平均は、993万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は56人、平均年齢41.7歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定850~1,200万円程度と予測されます。
(1) 共栄タンカーの勤務状況の推移
平均年齢 | 平均勤続年数 | ||||||||||||||||||||||||||||||
2010年 | 43.8歳 | 18.4年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2011年 | 43.9歳 | 18.4年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2012年 | 43.0歳 | 17.3年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2013年 | 42.6歳 | 16.0年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2014年 | 41.7歳 | 15.2年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2015年 | 40.7歳 | 13.6年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2016年 | 39.1歳 | 13.3年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2017年 | 40.3歳 | 12.0年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2018年 | 40.4歳 | 12.4年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2019年 | 41.8歳 | 13.1年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2020年 | 42.0歳 | 13.0年 | |||||||||||||||||||||||||||||
2021年 | 41.7歳 | 13.7年 |
ここ12年間共栄タンカーの平均年齢は39歳~44歳、平均勤続年数は12年~18年の間で推移しています。離職率は公表されていませんが、ここ10年を見ても共栄タンカーでは新卒・中途を含め採用数がとても少ないので、離職者も少ないと思われます。
これまでの終身雇用型企業の平均年齢が42歳前後 平均勤続年数は18-19年です。
共栄タンカーもそれに近い数値であり、安定して働ける企業といえます。
(2) 共栄タンカーの年齢別の年収推移
平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。
年齢 | 共栄タンカーの推定年収 | 上場企業の平均年収 | |||||||||||||||||||||||||||||
25歳 | 523万円 | 406万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
30歳 | 710万円 | 509万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
35歳 | 897万円 | 572万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
40歳 | 1,084万円 | 621万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
45歳 | 1,178万円 | 647万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
50歳 | 1,271万円 | 739万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
55歳 | 1,365万円 | 808万円 | |||||||||||||||||||||||||||||
60歳 | 1,232万円 | 730万円 |
当メディアが独自の算出によると、40代前半で年収1,000万円を超え、最大年収を迎える50代の年収は1,200~1,400万円になります。
日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は
25歳 +117万円
30歳 +201万円
35歳 +325万円
40歳 +463万円
45歳 +531万円
50歳 +532万円
55歳 +557万円
60歳 +502万円
となり、上場企業の平均よりもかなり高い年収となっています。
※一般的には役職定年が55-58歳になります。
55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。
また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30%ダウンします。
当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。
次は役職ごとの年収をご覧ください。
(3) 共栄タンカーの役職別の年収推移
役職 |
年齢 |
推定年収 |
役職なし |
23歳〜27歳 |
380万円~770万円 |
主任 |
28歳〜 |
800万円〜950万円 |
係長 |
32歳〜 |
1,000万円〜1,160万円 |
課長 |
37歳〜 |
1,200万円〜1,450万円 |
部長 |
45歳〜 |
1,430万円〜1,850万円 |
(編集部独自に取得しているデータと共栄タンカーの平均年収を掛け合わせて算出)
共栄タンカーの評価制度や昇給、昇進についての詳細のデータがありませんので、情報収集次第追記します。
(4) 共栄タンカーの口コミ情報
情報収集次第追加します。
(5) 共栄タンカーの福利厚生/待遇
共栄タンカーの福利厚生/待遇についての詳細のデータがありませんので、情報収集次第追記します。
3.共栄タンカーに新卒/転職で入社するには
4.共栄タンカーの過去10年間の業績推移、中期経営計画書を見るには