年収1000万円以上 年収調査

三菱地所の年収は1,000万円を超える?新卒/転職に役立つ企業研究、平均年収・給与制度、生涯賃金とを徹底分析編

三菱地所の年収は1,000万円を超える?新卒・転職に役立つ企業研究、平均年収・給与制度、生涯賃金とを徹底分析編

 

東京の大手町・丸の内地区に約30棟のビルを所有する総合不動産会社です。

1998年から丸の内再構築を計画し、現在は大手町連鎖型都市再生プロジェクトを推進中。マンション分譲は2011年に藤和不動産を吸収し大手の一角になりました。「プレミアム・アウトレット」として全国9カ所でアウトレット事業を展開し、また「マークイズ」などの商業施設も手掛けています。海外事業は100%子会社のロックフェラーグループを軸に米・欧・アジアで展開。日本一の高さとなる常盤橋街区再開発プロジェクトも27年度開業を目指し進行中です。

今回は不動産業界の中でも業界トップに君臨する「三菱地所」の収入という観点に迫ります。

有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。
新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。

 

1.三菱地所の平均年収は1,265万円

 

三菱地所の平均年収は1,265万円

三菱地所の年収は、日本でも代表する総合不動産会社のため、東証一部上企業の中でも年収はトップクラス。

2022年の三菱地所の年収の平均は、1,265万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は1,013名、平均年齢40.1歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定1,300~1,500万円程度と予測されます。

 

 (1) 三菱地所の平均年収 推移(2010年から)

三菱地所の平均年収 推移(2010年から)

平均年収 三菱地所 不動産業界の平均 上場企業平均
2010年 1,095万円 930万円  
2011年 1,044万円 925万円 563万円
2012年 1,102万円 959万円 571万円
2013年 1,088万円 946万円 576万円
2014年 1,108万円 991万円 586万円
2015年 1,130万円 1,028万円 590万円
2016年 1,163万円 1,040万円 593万円
2017年 1,190万円 1,046万円 599万円
2018年 1,229万円 1,076万円 606万円
2019年 1,248万円 1,105万円 606万円
2020年 1,274万円 1,109万円 595万円
2021年 1,268万円 1,122万円 605万円
2022年 1,265万円 1,135万円 620万円

今回は、総合不動産会社 三菱地所の年収推移をグラフ化しました。
計測は2010年から2022年まで。

三菱地所では2010年から2022年の13年間で平均年収が170万円(115%)上昇しています。
不動産業界の13年間の上昇平均は205万円(122%)です。また上場企業の平均では12年間で57万円(110%)です。

新型コロナウイルスが日本国内に上陸してから、新築マンションの内見率は8割以上も減少しています。内見率の減少に比例して、物件の成約数も大幅に減少する可能性があります。しかし賃貸物件においてはレジデンス(住居系)には影響は出ていないようです。
賃貸物件の中ではオフィスや店舗などテナントには影響が出ています。商業施設やホテル、不動産仲介店舗の休業のほか、外出自粛によって貸駐車場や貸会議室の利用も減少しました。しかしその売り上げも改善傾向にあり、不動産取引そのものは大きな痛手は負ってないようです。

 

 (2) 三菱地所の生涯賃金 推移(2010年から)

三菱地所の生涯賃金 推移(2010年から)

三菱地所の生涯賃金 推移(2010年から)

生涯賃金 三菱地所 上場企業の平均 上場平均との差額
2010年 4億2521万円 - -
2011年 4億0518万円 2億1856万円 1億8663万円
2012年 4億2783万円 2億2174万円 2億0609万円
2013年 4億2574万円 2億2361万円 2億0213万円
2014年 4億3347万円 2億2737万円 2億0609万円
2015年 4億4221万円 2億2908万円 2億1313万円
2016年 4億5517万円 2億3032万円 2億2485万円
2017年 4億6578万円 2億3261万円 2億3316万円
2018年 4億8086万円 2億3518万円 2億4569万円
2019年 4億8815万円 2億3510万円 2億5305万円
2020年 4億9447万円 2億3118万円 2億6330万円
2021年 4億9216万円 2億3506万円 2億5710万円
2022年 4億9107万円 2億4088万円 2億5019万円

三菱地所に新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合
4億9,107万円の収入を得る事ができます。

日本の上場企業の生涯賃金との差額は、2022年度時点で2億5,019万円。
おおよそ日本の平均の2.04倍のゆとりある生活が送れることを意味します。不動産業界の平均値と比べても1.11倍ですので、同業界の中でも好待遇を約束される企業といえます。

日本では上場企業とひとくくりにされますが、このように入社する企業で人生において2億円もの収入差が出てしまうのです。

 

 (3) 三菱地所の平均年収を業界と比較

 

三菱地所の平均年収を業界と比較

三菱地所の平均年収を業界と比較

業界プレイヤー 平均年収 生涯賃金
ヒューリック 1,904万円 7億3936万円
三井不動産 1,274万円 4億9458万円
三菱地所 1,265万円 4億9107万円
平和不動産 1,067万円 4億1436万円
東急不動産 1,058万円 4億1075万円
野村不動産 1,018万円 3億9516万円
東京建物 1,010万円 3億9200万円
ダイビル 955万円 3億7065万円
住友不動産 667万円 2億5916万円
上場平均 620万円 2億4088万円

今回は、不動産業界9社(三井不動産、三菱地所、住友不動産、野村不動産、東急不動産、ヒューリック、東京建物、平和不動産、ダイビル)の平均と、三菱地所の年収推移を比較しました。

結論、三菱地所は業界平均と比べても1.11倍、上場企業の平均年収と比べると約2.04倍の収入を得る事ができています。また三菱地所内でも2010年より平均年収が170万円あがっており、企業としての業績/収益が順調に伸びていることがわかります。

 

 (4) 三菱地所の年収カースト

 

三菱地所の年収カースト

三菱地所の年収カースト

三菱地所の年収は1,265万円なので、カーストは“富裕層”です。

東京商工リサーチが日本の上場企業3235社を調査した所、平均年収1000万円以上の企業は66社しかありませんでした。

三菱地所はその一角。上場企業の中でも2.0%しかない上流階級。
日本企業の中でもトップクラスであることがわかります。

三菱地所は、早ければ30歳前後で年収1,000万円を超えますので、金銭的には豊かな暮らしができると断言できます。

 

2.三菱地所の給与制度/年収推移

 

三菱地所の給与制度・年収推移

三菱地所の給与制度・年収推移

三菱地所の年収は、日本でも代表する総合不動産会社のため、東証一部上企業の中でも年収はトップクラス。

2022年の三菱地所の年収の平均は、1,265万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は1,013名、平均年齢40.1歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定1,300~1,500万円程度と予測されます。

 

 (1) 三菱地所の勤続状況の推移

 

三菱地所の勤続状況の推移

三菱地所の勤続状況の推移

勤続状況 平均年齢 平均勤続年数
2010年 40.5歳 16.8年
2011年 40.8歳 17.0年
2012年 40.7歳 17.0年
2013年 40.7歳 17.0年
2014年 40.8歳 17.0年
2015年 40.8歳 17.0年
2016年 40.9歳 17.1年
2017年 40.8歳 17.0年
2018年 40.8歳 17.1年
2019年 41.2歳 16.3年
2020年 41.3歳 16.2年
2021年 40.8歳 15.3年
2022年 42.8歳 17.3年
2023年 40.1歳 14.0年

三菱地所の平均年齢、平均勤続年数はここ14年間で大きな増減をしておらず、一定といえます。

これは定年退職以外の退職が少ない企業の特徴です。
これまでの終身雇用型企業の平均年齢が42歳前後 平均勤続年数は18-19年です。

三菱地所においてもその傾向はあり、3年以内の離職率も0%で、定着率はかなり高いといえます。これも年収や社内環境を含め魅力的で働きやすい企業であることが想像できます。

 

 (2) 三菱地所の年齢別の年収推移

平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。

三菱地所の年齢別の年収推移

三菱地所の年齢別の年収推移

年齢 三菱地所の推定年収 上場企業の平均年収
25歳 657万円 327万円
30歳 891万円 444万円
35歳 1,126万円 560万円
40歳 1,360万円 677万円
45歳 1,477万円 735万円
50歳 1,595万円 794万円
55歳 1,712万円 852万円
60歳 1,545万円 769万円

三菱地所の給与制度は、初任給が大卒で月給260,000円、院卒で300,000円ですので、初年度は300-400万円ですが
30代前半に年収1000万円を超え、最大年収を迎える50代の年収は1,520~1,760万円になります。

年功序列で昇格・昇給しますので、新卒入社された人はほぼ全員が1000万円プレイヤーになる見込みです。

日本で管理職(課長職級)になるのは40歳で70%と言われています。
そのため産休や休職、一般職への転換などがない限りは、40代で1500万円に到達します。

日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は歴然

25歳   +330万円
30歳   +447万円
35歳   +566万円
40歳   +683万円
45歳   +742万円
50歳   +801万円
55歳   +860万円
60歳   +776万円

 

三菱地所は、日本の上場企業の中でもトップレベルの年収を得る事が可能です。

※一般的には役職定年が55-58歳になります。
55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。
また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30%ダウンします。

当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。
次は役職ごとの年収をご覧ください。

 

 (3) 三菱地所の役職別の年収推移

 

役職

年齢

推定年収

役職なし

23歳〜27歳

450万円~880万円

主任

28歳〜

900万円〜1,190万円

係長

32歳~

1,200万円~1470万円

課長

37歳〜

1,550万円〜1,900万円

部長

45歳〜

1,950万円〜2,200万円

(openworkのデータを参考に編集部作成)

 

入社してしばらくは同期との差が付きにくく横並びとなります。*

総合職で入社すると、早い人では20代の後半で、平均でも30代前半で年収1,000万円に到達します。契約社員や事務職員とは給与に大きな差があるため、30代で三菱地所全体の平均年収に到達します。

基本的には年功序列制度ですが、社員個人の能力も高く評価する仕組みが構築されています。在職15年を超えて順調に出世していくと40歳前後には年収1,500万円に到達します。*

(*はopenworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 (4) 三菱地所の平均年収の口コミ情報

 

20代女性

20代女性
20代女性

給与制度: 正社員と契約社員の差はすごくある。 業務にそこまでの大差がなくても、給料差はすごい。

評価制度: 正社員、契約社員問わずしっかり業務対応を評価してもらえる。 自己評価が低い場合は、面談の際に上司がきちんとフィードバックをしてくれるので、しっかり見ていてくれてる印象。

月給 残業 賞与 年収
600万円

 

20代男性

20代男性
20代男性

給与制度: 給与面で不満はないが、若干三井不動産に劣っていると感じている。 残業代はしっかりとつけることができ、1年目から手取りで30万を切る月はなかった。

月給 残業 賞与 年収
26万円 8万円 150万円 600万円

 

30代男性

30代男性
30代男性

給与制度: 書籍やネットに書かれている通り総合職の年収は極めて高い。専任職は総合職と同等またはそれ以上の業務を求められ、必要に応じ転勤もあるが、給与は総合職に比べてかなり劣る。 他デベ比較では、三井不動産の技術職掌の採用情報のモデル賃金を見ると2012年卒33才1400万とあるが、これを基準に比較すると賞与によるが20%ほど低いイメージである。

評価制度: 上期下期の年2回の考課による査定があり、賞与がこれにより多少変動する。

月給 残業 賞与 年収
42万円 13万円 320万円 1100万円

 

40代女性

40代女性
40代女性

給与制度: 賞与の割合が高い。

評価制度: MBO(目標評価制度)が導入されており、年に2回、考課が行われる。考課結果については、上長からフィードバックを受けられる。

月給 残業 賞与 年収
96万円 0万円 958万円 2170万円

 

20代男性

20代男性2
20代男性2

給与制度: 若手の間は殆ど差が出ず、残業代次第で大きく年収に開きが出る。残業が多ければ20代で1000万円は超える。

評価制度: 管理職に上がるまでは殆ど横並びの評価。

月給 残業 賞与 年収
30万円 20万円 300万円 900万円

 

30代男性

30代男性2
30代男性2

給与制度: 給与水準はかなり高いと思われる。35歳頃からの上がり幅が高い気がする。 手当、福利厚生も転勤が少ない企業のわりに大変充実している。

月給 残業 賞与 年収
1300万円

(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 (5) 三菱地所の福利厚生/待遇

 

三菱地所の福利厚生・待遇

三菱地所の福利厚生・待遇

三菱地所の福利厚生についてご紹介します。
就職・転職する時に求人票の情報だけでは、意思決定する時に情報が不足します。
実際に三菱地所での勤務経験のある社員や元社員の方の福利厚生に関する口コミ情報も併せて紹介します。

 

2023年 新卒採用の募集要項

手当

家族手当、住宅補助費、通勤費全額支給

休日・休暇

土・日曜日、祝日、年末年始休暇、有給休暇(12日~20日)、夏季休暇、
慶弔休暇、リフレッシュ休暇(5年目、10年目等)など

保険

各種社会保険

福利厚生、諸制度

社宅・寮/独身社宅、転勤者用社宅、転勤帰任者用社宅

諸制度 /住宅取得援助、企業年金、社員持株会、共済会、再雇用制度、社内預金、ベビーシッター費用助成、子の看護休暇制度、育児のための短時間勤務制度、介護休業制度、家族の介護休暇制度、介護のための短時間勤務制度、児者・介護者を対象とする短時間勤務併用 フレックスタイム制度、副業制度 など

20代女性

20代女性
20代女性

オフィス環境: フリーアドレスなのでとにかくストレスがない。

 

30代男性

30代男性
30代男性

福利厚生: 福利厚生は手厚く、満足感は高い。

オフィス環境: オフィス環境は拠点により異なるが、本社は先進的な取り組みを施している。

 

40代女性

40代女性
40代女性

福利厚生: 新卒5年目までは5000円という破格の安さで社宅に住むことができる。以降も、住宅手当を受給可能なのと、抽選で社宅に入居することができる。 交通費、財形貯蓄、持株、確定拠出年金あり。 支店や海外勤務になると手当もしっかりとつく。

オフィス環境: フリーアドレスで、コミュニケーションが活発になるような仕掛けの多いオフィス。社食もオシャレで毎日違うメニューが提供される。カフェも完備されているのでコーヒーやケーキなども買える。 仮眠室や、ソファといったリラックスできるスペースもある。

 

40代男性

40代男性
40代男性

オフィス環境: 2018年に移転したばかりの新しいオフィスで働くことができる。 全員フリーアドレスで、カフェスペースなどで勤務することもでき、オフィス環境はとてもいい。

(en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

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面接官のホンネ 管理人

アラフォーの管理職。二人の娘がいます。 新卒・中途採用に10年以上携わり、安定を手にするために私自身も転職。次世代に知識と経験の継承を目的として「リアルな現場の声」をテーマに、“面接官のホンネ”を立ち上げました。わかりやすく採用現場の本音をお届けします。

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