企業研究
美の創造企業「資生堂」の従業員データや履歴書のポイント、就活情報を詳しく解説!

「美しさ」を何よりも大切にしている企業である「資生堂」は、世界120の国と地域でビジネスを展開している日本の老舗大手化粧品メーカーです。

 

今回は資生堂で就活することを検討している新卒の方に向けて、資生堂のポリシーや就活情報などをお届けします。

 

1.資生堂の企業調査 概要

 

ここでは、資生堂の概要について簡単に解説をしていきます。

 

①資生堂の企業理念

資生堂の経営理念は「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノ

ベーションでよりよい世界を)」です。

 

多様化する美の価値観に応え、世界中の人々に自信や勇気、喜びや幸せをもたらすイノベーションに挑戦することを指標としています。

 

この世界をよりよくするためにイノベーションをおこし続けていくことこそ、資生堂グループの最大の責任であり使命であるのです。*1

 

②資生堂が大切にしている心構えは「OUR PRINCIPLES(TRUST 8)」

OUR PRINCIPLESは、全ての資生堂社員が日々の仕事をするうえで、大切にしている心構えです。

 

お互いへの信頼(TRUST)が基盤となっており、「TRUST 8」と名付けられています。

OUR PRINCIPLES(TRUST 8)内容
THINK BIG・広い視野から大局を捉えて物事を考える
・クリエイティビティを発揮して新しい価値を作り出す
TAKE RISKS・リスクを恐れず挑戦
・Try & Error & Tryを実践
HANDS ON・現場にある真実を理解し意思決定する
・自らが動き、汗をかき、手を動かす
COLLABORATE・組織の壁を取り払う
・1人ひとりの異なる強みを活かし、協力し合う
BE OPEN・本音を語る
・「バッドニュース」も安心して共有できるチームになる
ACT WITH INTEGRITY・いかなる時も、誠実で謙虚な心構えで行動する
BE ACCOUNTABLE・目標達成にコミットする
・最後まで責任を持ち、やりきる
APPLAUD SUCCESS・仲間の成功を喜び、皆でたたえ合うカルチャーを作る

図1 参考)資生堂「OUR PRINCIPLES (TRUST 8)」を参考に筆者作成(https://corp.shiseido.com/jp/company/philosophy/)

 

2.資生堂の採用情報・従業員データ・待遇面

 

ここでは、資生堂の採用情報・従業員データ・待遇面などについて詳しく解説をしていきます。

 

①資生堂の募集要項

資生堂の新卒採用に関する募集要項は下記の通りです。(図2)

 

【募集要項】

応募資格・待遇概要
応募資格大学、短大、高専、大学院 卒業・卒業見込み
募集学科文系・理系どちらも採用実績あり
初任給博士 265,000円 修士 235,000円 大学卒 215,000円
勤務地全国各事業所、海外
勤務時間8:30~17:15
休日休暇週休二日(土日祝)
福利厚生健康保険、雇用保険、労災保険、厚生年金保険、独身寮、家族社宅、家賃補助、持ち家税金補助(カフェテリア制度)

図2 参考)就職四季報 総合版 2021年「資生堂」P458を参考に筆者作成

 

②資生堂の募集コース

資生堂が新卒採用で募集するコースには、「総合職 」「地域限定職」があります。

 

仕事内容は下記の表の通りです。(図3)

職種仕事内容
総合職 セールス・マーケティング・デジタルマーケティング
ファイナンス・Research & Innovation・Product Engineer
地域限定職国内工場(製造系・技術系・事務系)・ビューティーコンサルタント

図3 参考)資生堂「日本/採用情報」を参考に筆者作成(https://corp.shiseido.com/jp/careers/japan/)

 

③資生堂の従業員のデータ

資生堂の2019年における従業員データは下図4の通りです。

 

【資生堂の従業員データ】

従業員数男性2,386人(平均年齢43.7歳・平均勤続年数19.0年)
女性1,819人(平均年齢40.2歳・平均勤続年数16.0年)
全体4,205人(平均年齢42.2歳・平均勤続年数17.7年)
一般社員の離職率2.3% 100名
3年後の新卒離職率5.30%

図4 参考)就職四季報 総合版 2021年 「資生堂」P458を参考に筆者作成

 

上図4のデータを参照すると、資生堂社員の平均年齢は全体で42.2歳、平均勤続年数は17.7年と高めなのが特徴です。

 

平均勤続年数を男女別で見てみると、男性は19.0年、女性は16.0年となっており、男性の勤続年数の方が3年ほど長くなっています。

 

男女別の従業員の比率は、男性が57%、女性が43%となっており、男性の方がやや多めですが、ほぼ同じような割合と言えるでしょう。

 

④資生堂へ入社後の給与・休暇・育休の実態

資生堂に入社した後の、有給などの取得日数、育休の取得者数などをまとめた表は下図の通りです。(下図5)

 

有給取得日数が21日、付与されており、消化率は6割程度となります。

 

育休は3年と長めですが、さらに上限が5年となっており、他の上場企業と比較すると、非常に長い育休期間と言えるでしょう。

 

ただ、男性の育休取得率は1割程度の割合です。

 

【資生堂に入社後の休暇・育休の実態】

夏季休暇連続9日
年末年始休暇12月31日~1月4日
有給取得12.8日/21日
育休期間と取得者数3年(上限5年)・250名取得(男性は25名)

図5 参考)就職四季報 総合版 2021年 「資生堂」P458を参考に筆者作成

 

3.求める人材や採用・試験情報

 

ここでは、資生堂が求める人材像やエントリーの流れ、試験情報などを詳しく解説をしていきます。

 

①資生堂が求める人材像

資生堂が求める人材像は「資生堂グループ全社員のOUR PRINCIPLES(TRUST 8)を体現することが出来る人」です。*2

 

②資生堂採用エントリーの流れ

 

総合職については職域により、エントリーの流れに違いが見られています。

 

技術職のエントリーの流れとしては、こちらの順番で行っていきます。

 

  1. ES提出・WEB適性テスト(3月~4月)
  2. GD(グループディスカッション)5月
  3. 面接(2回)5月
  4. 内々定(5月下旬) *3

 

③資生堂の試験情報

資生堂では重視科目を公開していません。

 

ただ、選考ポイントとして総合職はESと面接(内容は双方とも非公開)、技術職もESと面接(ESは非公開・面接はパーソナリティコンピテンシーなど)があげられます。

 

過去のESテーマには「入社後実現したいこと(500文字以内)自分らしさを表現するエピソード(400文字以内)」などが出題されています。*4

 

GDテーマは「イノベーション(45分)ものづくりで大切にしたいこと(45分)」が取り上げられました。*5

 

④男女別採用数と採用実績校

資生堂における各部門の採用数をまとめた表がこちらです。(図6)

 

2020年は非公開となっていますが、2018年は全体で134人、2019年は154人の採用人数となっています。

 

なお、採用実績校は公開していません。

 

【男女別採用数】

年度総合職
2018年134(男62 女72)
2019年154(男63 女91)
2020年非公開

図6 参考)就職四季報 総合版 2021年 「資生堂」P458を参考に筆者作成

 

4.日本の化粧品会社大手4社の中でNO.1

 

バブル崩壊以降も順調に成長してきた化粧品業界ですが、資生堂は日本の化粧品会社大手4社の中でも、NO.1の座が揺らぐことはありませんでした。

 

ここでは、化粧品業界における資生堂の立ち位置や、業界の生産動向を見ていきましょう。

 

①資生堂は化粧品の国内出荷額で日本一

2000年の化粧品国内需要は約1兆5億円と推定され、アメリカに次ぐ世界第2位の市場と

なっています。

 

国内メーカー大手4社(資生堂、花王、カネボウ、コーセー)のシェアは近年減少傾向にありますが、なお 50%強を占めており、資生堂は、その中でも一番多い出荷額を叩き出している企業です。(下図7)

 

化粧品業界の動向

図7 引用)住友信託銀行 産業調査レポート No.11「化粧品業界の動向」P2(https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_9381243_po_Ind11.pdf?contentNo=1&alternativeNo=)

 

 

②化粧品の生産動向は上昇基調

図8の美容関連製造業の生産の推移を見てみると、化粧品生産のトレンド線(注)は、平成25年までは低調に推移してきましたが、26年から持ち直し、27年以降は上昇基調で推移しています。

 

27年1月以降から生産が上昇している品目は、モイスチャークリーム、美容液、ファンデーションの順となっています。*6

 

注)トレンド線(株価の動きの傾向を分かりやすくするためにチャート上に引いた補助線)

 

平成28年上期のビューティー・ビジネス・インデックス(BBI)と鉱工業生産を動かす化粧品生産の動向

図8 引用)経済産業省「平成28年上期のビューティー・ビジネス・インデックス(BBI)と鉱工業生産を動かす化粧品生産の動向」P7(https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/pdf/h2amini066j.pdf)

 

5.資生堂のまとめ

 

今回は、「美」で世界を変える企業「資生堂」について、詳しく解説をしていきました。

 

資生堂は、本業であるビューティービジネスを通じて、社会課題の解決や、人々が幸せになる持続可能な社会を実現することを、何よりも大切な使命であると考えている企業です。

 

「美」は人々に自信や勇気だけでなく、生きる喜びや幸せを感じさせ、新たなエネルギーを与えてくれます。

 

これからも世界中の人々のために、美と健康を創出していく企業でしょう。

 

参考文献/参考サイト
*1 参考)資生堂「THE SHISEIDO PHILOSOPHY」
corp.shiseido.com/jp/company/philosophy/
*2・3 ・5参考)就職四季報 総合版 2021年 「資生堂」P458
*4 参考)就職四季報 総合版 2021年 「業種別・ES、GQ、論作文の出題テーマ 資生堂 」P1003
*6 経済産業省「「平成28年上期のビューティー・ビジネス・インデックス(BBI)と鉱工業生産を動かす化粧品生産の動向」P8
www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/pdf/h2amini066j.pdf

 

執筆者
名前:矢口ミカ
プロフィール:フリーランスの転職・不動産ライター。複数のメディアで執筆中です。宅建の資格を活かし、家族が所有する投資用不動産の入居者管理もしています。住まいに関する資格である整理収納アドバイザー1級、福祉住環境コーディネーター2級も取得済みです。趣味は整理収納と料理。

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