J:COM(ジュピターテレコム)は国内最大のケーブルテレビ運営会社です。
住友商事とKDDIの共同出資で成立した企業で、ケーブルテレビだけでなくインターネット、モバイル、電力事業も展開しています。
2019年9月にはNetflixとの業務提携を発表し話題になりました。放送とインターネットコンテンツが手を組んだ異例とも言える取り組みです。
J:COMの採用情報、傾向などをみていきましょう。
1.J:COMの募集職種と初任給など
J:COMの採用枠は、大きく分けて2つです。
①総合コース
入社当初の配属が営業系・事務系の業務。
ケーブルテレビ事業領域、メディア事業領域、コーポレート領域があります。
②技術コース
入社当初の配属が技術系業務中心。
サポート領域、運用領域、設備などの企画領域があります。
そして初任給は、
大学院卒:233,400円
大学卒:220,000円
高専卒(専攻科):220,000円
高専卒(本科):199,800
となっています*1。
選考フローの詳細は、事前には明かされていません。
なお、会社説明会への参加が必須です。
2.J:COMの企業理念への理解
J:COMは採用において、企業やその理念への理解を重視する傾向があります。
まず経営方針の「基本姿勢」として「3C」が挙げられています*2。
・CHANGE=変革
・CHALLENGE=挑戦
・CREATE=創造
テレビ視聴は、顧客の生活を豊かにするものであるという姿勢が根底にあります。その豊さをさらに向上させ、「視聴者の生活になくてはならない存在」を目指しています。
そのために必要なのが上記の「3C」だとしています。
また、ケーブルテレビだけでなく電話、電気、ガス事業は地域密着型の業種でもあります。
利用者目線を大事にできるか、これも確認される要素でしょう。
「行動指針」はこちら
1)全ての人を大切にする
2)お客さまに寄り添う
3)コミュニティをつなぐ
4)社会の期待に応える
5)J:COMプライド/一人ひとりの誇りと責任
6)ワンチームスピリット
7)確信を生む、明日への挑戦
そしてJ:COMで活躍している人物像として、以下のような特徴を紹介しています。
・変化をチャンスと捉え、困難なことでも楽しみながら業務に取り組める人
・どんなことにも全力でトライする人
・テレビや映像コンテンツの話をよくする人
・流行や新しいものが好きですぐ取り入れる人
・謙虚で、思いやりの姿勢を持ち、誠実な対応ができる人
なお、J:COMについて知るにあたって意識したいのは「マスメディアと何が違うのか」という点です。コンテンツを扱うという意味では同じですが、地域に密着していること、視聴者との距離が近いことなどがあります。
その他にも、マスとの違いを考えておくと良いでしょう。
営業では地域での加入者獲得活動がメインになります。ここでは体育会系の色も濃くなっていますが、その分成果に応じた評価もされるのが特徴です。
フットワークの軽さも大切です。3.J:COMの社風、キャリア制度など
J:COMは社員同士の関係が非常にフラットで、意見を出しやすい企業です。
臆することなく挑戦できる環境があると言えます。
様々なキャリアの持ち主が集まっている企業でもありますので、自己分析をしっかり行い、自分の軸になるものは何なのかをプレゼンテーションできると良いでしょう。
自分は何に自信があるのか、会社に入ったらどのようなことをしたいのか、それは何故なのか。色々と振り返っておく必要があります。
次にキャリアサポートについてです。
J:COMは女性活躍推進企業、子育てサポート企業として厚生労働省の「えるぼし」認定、「プラチナくるみん」認定を受けています*3。
また、経済産業省の「健康経営優良法人〜ホワイト500〜」にも認定されています*4。
また、結婚、出産、育児、介護などで一度離職した社員を再雇用する「ウェルカムバック制度」も導入しています。
社内研修制度としては「J:COM UNIVERSIY」が設けられています。
階層別研修だけでなく、誰でも参加できる講座としてロジカルシンキング、リーダーシップなどビジネスのあらゆる場面で活用できる研修が準備されています。
また社外でも学習できるe-ラーニングなども取り入れています。
4.J:COMへの就活で参考にしたいサイトとまとめ
J:COMの事業がコンパクトに紹介されているのが「Keyword」のページです。
様々な事業を手掛けているJ:COMが描いている社会像などについて知っておきましょう。
「J:COMのビジョン」にも紹介されています。
「Keyword」:リンク
「J:COMのビジョン」::
会社案内パンフレットはこちらからダウンロードできます。
「会社案内パンフレット」:リンク
事業の詳細はこちらです。
「事業内容」:リンク
なお、CSRについて、詳細がこちらで紹介されています。
「企業の社会的責任(CSR)」:リンク
地域密着を大切にしている様子もわかります。
押さえておきたいのは、J:COMのビジネスは単なるバラバラの「多業種展開」ではなく、それぞれが密接に関係し、J:COMの価値観や目指すものを反映しているということです。
会社説明会への参加を必須とするのは、まず企業に対する理解を深めてから面接に来て欲しいという思いがあります。
J:COMの描く世界や価値観を理解し、自分なりの考えをまとめておきましょう。誠実に話すことも重要です。