企業研究
巨大オフィス開業で話題に、KADOKAWAの採用情報と面接の傾向、就活対策などについて

 

KADOKAWAは傘下に「ニコニコ生放送」を運営するドワンゴを持つ出版大手です。

2020年11月には埼玉県所沢市に巨大オフィスを開業し話題になったほか、働く場所や出社の自由度の高さが大きな特徴です。

 

ライトノベルや漫画に強みを持つKADOKAWAの採用情報や対策などを見ていきましょう。

 

 

1.巨大旗艦オフィス「ところざわサクラタウン」

 

KADOKAWAは2020年11月に、埼玉県所沢市に巨大施設「ところざわサクラタウン」を開業しました。

 

KADOKAWAの旗艦オフィス、書籍製造・物流工場となっているだけでなく、イベントスペース、ホテル、ショップ、レストラン、ミュージアムを併設する複合施設で、まさに「日本最大級のポップカルチャーの発信拠点」を目指しています。

 

そしてサクラタウンは、文化の発信地点であると同時に、KADOKAWAの「働き方改革」の象徴でもあります。

 

サクラタウン内のオフィスは「所沢キャンパス」と呼ばれています。

そしてKADOKAWAは他に東京・飯田橋に「東京キャンパス」を構えているほか、社員はサテライトオフィス、自宅、あるいはワーケーションといった形で「好きな場所で働ける」制度になっています。

 

「すべての才能を解放する働き方」と銘打っているところに、クリエイティブ企業らしさが表れています。

 

 

2.KADOKAWAの募集職種と初任給など*1

 

「総合職」として全職種一括採用です。3分野、11の業務内容があります。

 

1)編集者:文芸、ライトノベル、ノンフィクション実用、コミック

2)プロデューサー:実写、アニメ、イベント、グッズ

3)WEBディレクター(デジタル)、国内・海外戦略スタッフ、営業・マーケティング

 

KADOKAWAの採用HPによると、求める人物は

価値創造者としての力と覚悟のある人

・「創り出せる人」

・「戦略的に物事を考えられる人」

・「とことん好きがある人」

・「自然体な人」

・「忍耐力がある人」

 

なお、初任給は最終学歴(短大・高専・大学・大学院)問わず、230,000円です(既卒も同じ)。

 

選考フローは、Webでのプレエントリー、ES提出と筆記試験(SPI)、書類選考ののち複数回の面接と適性検査を経て内々定、となっています。

 

 

3.KADOKAWAの働き方は「ABW」

 

そして、特徴的なのは働き方です。

KADOKAWAの勤務時間はフレックスです。「ABW(Activity Based Working)」が全社で導入されています。

ABWとは、「その日の業務活動に応じて働く時間や場所を選ぶ」制度です。欧米で広がりつつある動きで、グーグルでも導入されています。

社内で座席を決めない「フリーアドレス」は日本国内でも導入されつつありますが、ABWはそれを超えて、オフィス以外の場所も働く場所として選べる特徴があります。

 

KADOKAWAの場合は、先ほど紹介した「所沢キャンパス」「東京キャンパス」あるいは自宅やカフェなどで仕事をすることが可能で、必要に応じて出社するという形です。

何かアイデアを練るときは、オフィスよりも一人静かな場所の方が良いという場合は一人で。

この仕事はやはり対面での打ち合わせが効率的だ、となればオフィスへの出勤も選べるという形です。

 

スマートフォン、ノートパソコンなど、サテライトワークに必要な機器は会社から借りることも可能です。

在宅勤務にあたっては1日あたり150円の光熱費手当てが支給されるというシステムもあります。*1

国内の企業の中でも、先進的な取り組みと言えるでしょう。

旗艦オフィスを郊外に設けられる理由のひとつでもあります。

 

 

 

4.KADOKAWAの人材戦略傾向と対策

 

長い歴史を持つ企業ですが、KADOKAWAの社風はベンチャーのような意思決定の早さや柔軟性が特徴です。

年次を問わず、「面白い」アイデアが出てくればすぐに進めるスピード感もあります。

 

また、クリエイティブな世界ですので、探究心や冒険心、好きなものへの強いこだわりが求められます。

意外なものの組み合わせによって新しい価値を創出することもあります。

 

例えば「狼と香辛料」というライトノベルがあります。

英語・中国語にも翻訳されていて、海外にもファンの多い作品ですが、ファンタジーでありながらもテーマにしているのは「経済」です。

 

しかし登場人物やストーリーの魅力に惹かれるファンが多く、逆に「狼と香辛料」を読むと経済がわかる、といった紹介までされるようになるという展開です。

「ファンタジー」と「経済」という取り合わせが様々な方向から話題を呼んだというわけです。

 

 

また、傘下のドワンゴが開設している「N高校」も意外な組み合わせが新しさとなり、功を奏した例になるでしょう。インターネットとKADOKAWAのコンテンツ、これを「学校」に結び付けて完成したのが「ネットの高校」である「N高校」です。

 

2016年に開校したN高校の生徒は初年度の約1500人から、2020年には約1万4700人に増えている他、難関の中高一貫高からの転入もありました。

また、2020年には東大に1人、京大に3人が合格するまでに至っています。*2

 

面接では「好きなものについて」のプレゼンの時間が設けられることもあります。

「好きなもの」に対してどれだけの熱量を持っているかが伝わるようにしましょう。「にわか」の人には語れない気持ちをぶつけましょう。

もちろん、その「好き」の気持ちで何をしたいのか明確にしておくことも大切です。

具体的なビジネスアイデアにまで落とし込めていればベストです。

また、ビジネスではデジタルの領域に力を入れている企業です。

電子書籍をはじめ、KADOKAWAのデジタル事業についてのアウトラインは知っておきましょう。

 

 

5.参考にしたいURLとまとめ

 

KADOKAWAの事業やそれぞれの分野の情勢について、「5分でざっくりつかむ、KADOKAWAのビジネス」というシンプルなスライドが準備されています。まずこちらをチェックしましょう。

 

5分でざっくりつかむ、KADOKAWAのビジネス:リンク

 

また、働き方などについては、社長自らわかりやすくメッセージを発信しています。

TOP MESSAGE:リンク

 

22年卒の採用サイトが公開されています。興味深い話も多く掲載されていますのでこちらはくまなくチェックしておきましょう。

KADOKAWA 22年卒採用サイト:リンク

 

 

「好きすぎる」ものを何と融合させ、ビジネスを作り出していくのか。

「好きすぎる」ものの魅力を他のシーンでも生かせないか、など、「面白い」「好き」について深く考えることのできる人が求められていると言えるでしょう。

 

面接には自然体で臨みましょう。

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